BingがFDAのリストを元に、薬を販売している疑わしいサイトへ警告文を表示。

今回の記事はBingの新しい取り組みを紹介する内容となっています。Bingのサイトでは、安全性の確認がされていない薬を購入し甚大な健康被害を受けたケースを例に挙げ、こうしたケースを減らしたいという目的を掲げています。具体的には、米国の食品医薬品局のリストを参照し、該当するサイトをクリックした場合に、警告文を掲載するようです。薬事法の違いもあり、日本でそのまま当てはまるケースではありませんが、非常に興味深い取り組みではないでしょうか?– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語サイトになっています。

Bingは偽の疑いがあるサイトや、検索者に有害で危険性のあるサイトに対し、検索者が該当のサイトを閲覧する前に警告文を表示するようにすると発表した。対象となるサイトは、薬を販売しているサイトとなる。

Bingによれば、FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)が発表している、”インターネットにおける薬事に関する警告文“のリストを参照しているとのことで、リストがアップデートされれば、Bingが使用する内容もアップデートするとのことだ。

Bingが表示する警告文は、下記のような内容であるようだ。

警告!
FDAはこのサイト(もしくは関連サイト)に対し警告文を送付しています。安全性が確認されていない薬を販売している可能性があります。
我々は他の検索結果に行かれることを推奨します。もしくは、こちらのサイトを確認して下さい。
オンライン上で安全に購入するための情報は、こちらに記載しています。

私は[cheap viagra(安い バイアグラ)]というワードでBingで検索し、怪しく見えるサイトを複数確認してみた。しかし、上記の警告文は確認できなかった。おそらく、まだ完全にリリースはされていないのだろうが、すぐに対応されると考えている。

Bingは、また、以下の内容を公表している。

”安全性の確認がとれていない、偽、または違法な薬をオンライン上で購入することにより、多くの人々に重大な被害を与える可能性がある場合、Bingはユーザーが確かな情報に基づく決定をする手助けをしたいと考えています。この目的のため、我々はBing.com上で新しい警告文を表示することを決定しました。この警告文により、安全性の確認が取れていないオンライン上のドラッグストアを訪問する危険性を、ユーザーにお知らせしたいと思います。”

もしあなたが薬を販売するサイトを運営しており、誤って警告文が表示されていれば、FDAのリストを確認するべきだ。リスト内にあなたのサイトが記載されていれば、FDAのインターネット・ファーマシー・タスクフォース(オンライン上の薬事の担当部署)に連絡をいれよう。FDAのリストに含まれていない場合は、Bingライセンスページ経由でBingに連絡を取ろう。

この件に関するWebmasterWorldのスレッドはこちら

この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Bing To Warn Searchers Of Fake Pharmacy Web Sites Via FDA」を翻訳した内容です。

該当のサイトへのアクセスの禁止や、インデックスからの削除などの強制力は発揮していません。Web上の公平さを保ち、安全性の確保を行うことは非常にバランス感覚が要求される作業ですが、Bingによれば、マルウェアサイトへの警告文を引き合いに出し、あくまでWebの安全性を高めることが目的であることを強調しています。健全に運営しているサイトでも誤って表示される懸念はありますが、FDAとBingに連絡を取る方法も記載しています。下層ページがハッキングされている場合、乗っ取り先だけでなく、元のドメイン全体へも警告文が表示されれば、サイトオーナーも気が付きやすくなるかもしれませんね。(もちろん、日々安全性の確認を行うことは重要ですが。)

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Googleが先週末にスパムアルゴリズムのアップデートを行ったか?

先週末にGoogleがアップデートを行ったのでは?という話題があるようです。ブラックハットのSEOのコミュニティから生まれた話題のようですが、リンク関連のアップデートの可能性があるとのことです。リンク関連のアップデートということで、ペンギンアップデートのテストを疑う気配もあるようですが、Googleのゲイリー氏は同意しかねているようです。先日のクオリティアップデートのように、パンダ・ペンギン以外のアップデートが行われている可能性も否定できませんが、真相のほどはいかに??– SEO Japan

ブラックハットのSEOのコミュニティが、先週末のGoogleのアップデートの可能性を指摘している。開始時期はどうやら土曜日のようだ。

Black Hat Forumsでは多くのスレッド(こちらこちら)があり、WebmasterWorldでもスレッドが立っている。

ブラックハットのSEOのコミュニティがアップデートに気が付くことがあるが、大抵はリンクやオフページに関連したアップデートであることが多い。今のところ、トラッキングツールでは大きな変化は見られないが、ブラックハット界隈のニッチな分野であるからだろうか?

ブラックハットのSEOのコミュニティは、ペンギンに関連したアップデートを、他のフォーラムよりも早く気付くことが多い。しかし、私は、今回の件がペンギンであると述べようとは思わない。なぜなら、ペンギンアップデートの更新が遅れていることについて、Googleは何回も発言しているからだ。

私が最初に注目したスレッドはこちらだ。土曜日の午後に投稿されている。下記にいくつか発言を引用しよう。

今日、幾つかのキーワードのランキングが非常に急速に変化している。一時間も経たずにだ。。。

君だけじゃないよ。僕も幾つかのキーワードがバカげているように変化している。どんどん上昇して1ページ付近にいる。

他のフォーラムではこの件については多くは話されていない。数人がモバイルではなく、デスクトップ特有の変化について尋ねているだけだ。

どなたか、今回の件について気が付いた人はいないだろうか?私はGoogleにコメントを求めるべきだろうか?

今回の件に関する、Black Hat Forumsはこちらこちら。WebmasterWorldはこちら

【追記】:
Googleのゲイリー・イリーズ氏に尋ねたところ、彼は今回のアップデートについて、気が付いていないと答えている。

画像内コメント
上部:何かアップデートに気が付いている?
下部:いや、何も気が付いていないよ。

上記コメントの内容は、アップデートがなかったと、意味しているわけではない。ゲイリー氏は気が付いていない、ということを意味している。

【追記2】:ペンギンにヒットされたクライアントを多く持つマリー・ヘイネス氏は、先週末の変動に気が付いているようだ。

画像内コメント
長い間ペンギンにヒットされていたあるクライアントが、先週末大きな変動を見せた。また、クライアントではないが、別のペナルティを受けたサイトの順位が上昇したと報告を受けた。

Googleがペンギンアップデートのテストを行っていると考える人もいるかもしれないが、ゲイリー氏はそれに同意していない。

画像内コメント
上部:ゲイリー氏は今回の変動に気が付いていないようだ。私はペンギンではないと思っているが、テストなのかも?
下部:うーん。そうではないと思う。(ペンギンの更新は)おそらく数か月先だろう。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Did Google Push Out A Spam Algorithm Update This Weekend?」を翻訳した内容です。

ゲイリー氏がコメントを出しているように、今回アップデートが行われていたとしても、ペンギンアップデートではないという見方が強いようです。大規模な範囲ではありませんが、順位の変動が確かに行われているという情報もあります。今後Googleからの公式の発表があるかどうかは定かではありませんが、続報に期待といったところでしょうか。

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パンダアップデートについての新情報。ゆっくりとしたロールアウトはWebマスターを困らせるためではない、など。

パンダアップデート4.2がロールアウトされてから1週間が経ちましたが、ゆっくりとしたロールアウトということもあり、まだ大きな影響は聞かれていないようです。そんな中、Googleのジョン・ミュラー氏がパンダアップデートについての追加情報を与えてくれています。”驚きの新情報!!”、というわけではありませんが、改めての確認という目的でしっかりと押さえておきたいところです。– SEO Japan

*記事内のリンク先は、全て英語になっています。

Googleがパンダアップデート4.2をロールアウトした際、今回のロールアウトは数ヶ月かかると発表していた。非常にゆっくりとしたロールアウトだ。そして、Googleが発表した内容は、このロールアウトの現状を報告するのみであり、その理由は説明されていなかった。

そんな中、昨日のハングアウトで、Googleのジョン・ミュラー氏が、今回のロールアウトについての追加情報を与えてくれた。もちろん、我々が持つ疑問の答えとなっているものではないが、いくつかのアドバイスを与えてくれている。

下記にジョン・ミュラー氏の発言のまとめを記載する。

  • 今回のロールアウトは以前のロールアウトと似た内容だ。
  • 今回のロールアウトのスピードが遅い理由は”技術的な要因”だ。
  • ジョン氏は技術的な要因について、”内部的な問題”と述べているが、それが具体的に何を意味しているかまでは推し量れない。
  • ゆっくりとしたロールアウトは、Webマスターに混乱を与える目的で行っているのではない。

ジョン氏のハングアウトでの解説は3つに分かれている。それぞれを見ていこう。

25:30では、下記の質問に答えている。

やあ、ジョン。パンダについて質問させてくれ。まず、なぜGoogleは今回のロールアウトをゆっくりと行っているのだろうか?2つ目の質問は、今回のアップデートは以前のアップデートと比べて、何らかの違いがあるのだろうか?例えば、コンテンツ以外の項目を見ていたりするのだろうか?

ジョン氏の回答は以下の通りだ。

今回のアップデートは、以前のアップデートと非常に内容が似ているものだ。技術的な要因で、我々はロールアウトのスピードを若干緩めてはいるが。また、皆さんを困惑させるためにゆっくりと行っているわけではない。純粋に技術的な問題が原因だ。

37:14では以下の質問が尋ねられている。

パンダアップデートは過去数年間で複数回行われている。今回のパンダアップデートでは、”クロール”に数ヶ月かかると言われている。これは、インターネット上で、あるサイトから次のサイトに移動することがゆっくりとしている、ということなのか?また、今回のパンダによるランキングへの影響はすぐに表れるのだろうか?

ジョン氏は以下のように答えている。

まず、クローリングをゆっくりと行っているわけではない。クローリングとインデキシングは通常のスピードで行われており、高品質のコンテンツと低品質のコンテンツを識別することに、既に、使用している。しかし、こうした情報をロールアウトすることに関して、ややゆっくりと行っている。大部分が、技術的な要因である。

また、39:50で、ジョン氏は以下の内容を追加している。

初めからゆっくりとロールアウトしようと設計されているわけではない。あくまで、Google側の内部の問題である。

ジョン氏が明確な説明をしてくれたため、あなたが欲しい情報も得られたのではないだろうか?WebマスターやSEO担当者が疑問に思う全てに答えているわけではないが。

この件に関してのGoogle+はこちらである。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: The Slow Panda Roll Out Is Not Designed To Confuse Webmasters」を翻訳した内容です。

もともと疑っていたわけではありませんが、GoogleはWebマスターに意地悪をしていたわけではないそうです(笑)今回のゆっくりとしたロールアウトの理由が本当に技術的な理由であるならば、次回の更新時にはしっかりと対応をして、スピードが早まるかもしれませんね。また、SEO Japanでは既に報じていましたが、今回の更新が全世界対象だということも、Googleが改めて認めています。そのため、今回の内容は日本も対象になっていると考えてよいでしょう。

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CSS・JavaScript警告文の対処について。アクセスブロックを解除する方法、Googleが確認している事項、メッセージが送付された数。

昨日、GoogleからJavaScriptとCSSファイルへのクロールについての警告文が多くのWebマスターに送付されました。こちらは日本のみならず、米国でも大量に送付されているようです。Googleは近年、レンダリング機能の向上をアピールしており、今までもガイドラインの変更やカンファレンスでの発言などでWebマスターに通達していました。今回の通知方法がSearch Consoleを通じて、ということだと思いますが、対処方法についての追加情報を発信しています。今回の警告文を受け取った方は、ぜひ、参考にしてみてください。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語記事となっています。

昨日、GoogleはJavaScriptとCSSをブロックしているサイトに対し、警告文を大量に送付した。もしも、このことを知らないのであれば、こちらの記事を先に読むことをお勧めする。

メッセージが送付されてから、ブロックを解除する方法についての質問が多く寄せられた。私は、CSSとJavaScriptファイルのブロックを解除し、Fetch and Renderツールを使い問題を確認し、より詳細な情報はGoogleからのメッセージを確認することを薦めていた。

そんな中、Googleがより多くの情報を共有している。

JavaScriptとCSSファイルのブロックを解除する簡単な方法。

Googleのゲイリー・イリーズ氏がStack Overflowに、JavaScriptとCSSファイルへのクロールのブロックを解除する簡単な方法を載せている。ゲイリー氏によると、”JavaScriptとCSSファイルへのクローリングを許可する簡単な記述”、をrobots.txtファイルに追加することだと述べている。

User-Agent: Googlebot
Allow: .js
Allow: .css

上記のコードを追加することで、Googleボットへ、クロールを許可する通知を出すことになる。

Googleはホームページ(TOPページ)とモバイルでの表示を確認している。

CSSとJavaScriptファイルへのクロールがブロックされていた場合、基本的に、Googleは該当のサイトを深く確認しない。こうした場合は、大体において、ホームページのみを確認し、その後、モバイルでの表示を確認している。

上記内容は、Googleのジョン・ミュラー氏がGoogle+でコメントを出している。ジョン氏の発言は、”我々は基本的にサイトのホームページを確認し、該当のページのスマートフォンでの表示も確認している。”、といったものだ。

Googleはサードパーティの埋め込み要素は確認していない。

ジョン・ミュラー氏はさらに次のように述べている。「JavaScriptやCSSファイルをブロックしているサードパーティ製の要素(広告用のコードやソーシャル系の埋め込み要素など)を使用している場合は、今回の警告文を受け取っていないはずだ。Search Consoleにて、警告文を確認できるが、サードパーティ製の要素が該当している場合は、今回の警告文は送付されていない。」

ジョン氏のGoogle+での発言を以下に引用する。

我々はクロールをブロックされているJavaScriptとCSSのローカルのファイルを確認している。つまり、あなたがrobots.txtファイルでクロールを許可できる場合ということだ。他者が作成したサイトの何かを見ているわけではない。(他者のサイトでのブロックされたコンテンツが問題を引き起こす場合もある。例えば、ブロックされたURLをホストしているJavaScriptのフレームワークを使用している場合など。)

どのくらいのWebマスターが今回の警告文を受け取ったのか?

私はゲイリー氏に、今回の警告文を受け取ったWebマスターの数を尋ねてみた。彼は答えてくれないだろうと思っていたが、しっかりと返信してくれた。

ゲイリー氏はTwitterで、モバイルユーザビリティの警告文を送った数の18.7%の数を送付したと述べている。あなたは、今回のJavaScriptとCSSについての警告文は、非常に多くの人に送られたと考えるだろうか?モバイルユーザビリティの警告文は全体の85%以上のWebマスターに送られている。

この件については以下のリンク先でも議論されている。Stack OverflowGoogle+Twitter


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「How To Quickly Unblock Google From CSS & JavaScript, What Google Looks At & Number Notified」を翻訳した内容です。

警告文と表記していますが、もちろん、ガイドライン違反のペナルティではありません。Googleはユーザーに最適な検索結果を表示することを目的としており、そのためにはサイトを正確に読み込む必要があると考えています。今回の警告文はそんなGoogleの目標達成の一環と考えることができますね。自身では管理できないサードパーティ製の要素については、もちろん、除外していますので、自身での変更が可能な範囲にとどまっています。今回の対応をすることで順位が急激にあがったり、放置することで順位が急激に下がることはないと考えますが、可能な限りしっかりと対応したいところです。

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デスクトップとモバイルのサイトで大きな違いがないか、Googleは確認している。

パンダアップデートの更新も開始され、モバイルアップデートへの興味も高まりつつある今日このごろですが、更新の予定などは未だ公表されていません。今回の記事は、ゲイリー氏が改めて、デスクトップとモバイルの両方のサイトを確認しているということを報告していますが、アルゴリズムに組み込んでいるかどうかまでは言及していません。モバイルはGoogleが特に力を入れている分野の一つですので、今後の動向も要注目です。– SEO Japan

Googleのゲイリー・イリー氏がTwitterで発言している。Googleは今のところ、モバイル検索結果のランキングを決定する際、大部分をデスクトップの要素を使用している。しかし、Googleはモバイルサイトの内容を全く無視し、盲目的にデスクトップの要素のみを信頼しているわけではない。

ゲイリー氏は、”Googleは両者(デスクトップサイトとモバイルサイト)に大きな相違があるかを確認していないわけではない。”と述べている。

つまり、Googleはデスクトップサイトとモバイルサイトの両方を確認しており、もしも大きな差異があれば、該当のサイトにフラグをつけて、より詳細な確認を行っているのだろう。

ここで疑問なのは、Googleはどのようにして”大きな差異”を決定しているのか、ということになる。Googleがその内容を公開するとは考えられないが、今後はそのプロセスの自動化をさらに進めていくと考えている。今のところは、Googleは該当のサイトにフラグを立て、それらを手動アクションの確認担当(Webスパムファイター)に送付し、入念な確認をしていると思われる。

【画像内和訳(上部)】
デスクトップとモバイルのプラットフォームに何か違いはあるのだろうか?

【画像内和訳(下部)】
Googleはモバイルの順位にデスクトップの要素を使用している。(しかし、両者に大きな相違があるかを確認していないわけではない。)

この件に関するTwitterはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Hotel Price Drop Alerts In Google Now」を翻訳した内容です。

新情報というよりも、改めの情報の確認といったところでしょうか。先日行われたSMXでも同様の発言はされていましたが、はっきりと確認しているとは述べていなかったと思います。ともあれ、健全にサイトを運用していれば問題ないかと思いますが、もしもアルゴリズムに組み込まれ、悪意がなくとも引っかかってしまった場合は、注意が必要です。記事中でもありましたが、どの程度の違いをスパムと判断するか、今後の情報に期待したいと思います。

続きを読む デスクトップとモバイルのサイトで大きな違いがないか、Googleは確認している。

旅行好きには朗報!?予約したホテルが安くなったらGoogle Nowがお伝えします。

先日、Googleホテル検索のインターフェースの変更についての話題がありましたが、今度はGoogle Nowのホテルについての話題です。ホテル選びも旅行の楽しみの一つかと思いますが、価格については最新で最適な情報が欲しいところです。色々な場面で便利なGoogle Nowは旅行する際も利用する場面が多いですが、今回の機能は計画を立てる段階でも役に立ちそうですね。– SEO Japan

Google Nowは非常にパワフルであることは周知の事実だ。しかし、あなたが予約したホテルの価格が、予約した後に変更した場合、そのことを伝えてくれることをご存知だっただろうか?

もちろん、多くのホテルでは、宿泊予定日の24~48時間以内にキャンセルポリシーを設定している。しかし、予約から宿泊までの期間でより良い価格が設定されれば、予約をキャンセルして新しく予約することもできるかもしれない。

Google Nowは利用者のメールを読むことができるため、あなたの予約内容を確認することができる。そして、おそらくGoogleのホテル検索により、価格の変動をスキャンすることができる。あなたが予約したホテルがより低い価格に変更した際、アラートを送ってくれるということだ。

ブライアン・ホワイト氏がこうした事例をGoogle+で紹介しているが、非常に喜んでいるようだ。下記はホワイト氏が掲載した実際の画像だ。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Hotel Price Drop Alerts In Google Now」を翻訳した内容です。

夏休みの旅行に向けて、非常に便利な機能の登場かと思いましたが、今のところ日本での実装は未確認です。(夏休みの予定がないわけではないですよ!)ますます便利になっていくGoogle Nowに今後も要注目です!

続きを読む 旅行好きには朗報!?予約したホテルが安くなったらGoogle Nowがお伝えします。

先日のGoogleのアップデートはニュースと新鮮なコンテンツに恩恵を与えたアップデートか。

先日アメリカ(日本でも)で比較的大規模な順位変動があり、パンダアップデートでは?という憶測が飛び交いましたが、Googleは後に否定しています。そんな中、SMXでもスピーカーとして登壇している、SearchMetrics社のMarcus Tober氏が非常に興味深い分析記事を公開しているようです。彼の分析によると、クオリティ・アップデートよりも、QDFアップデートに近いとのことです。SEO Japanでは扱いませんでしたが、Googleトレンドの更新も先日行われており、そちらとの関連性も指摘されています。真相のほどは果たして?– SEO Japan

6月17日に我々はGoogleのアップデートについて報じた。後に、Googleはアルゴリズムの核となる部分のアップデートであることを認め、パンダ、ペンギン、HTTPSとの関連性を否定した。

そんな中、Marcus Tober氏が非常に興味深い分析を提供してくれている。彼の分析によると、このアップデート以降、ニュースや新鮮なコンテンツに大きな変動があったようだ。Wall Street JournalはGoogleのビジビリティが19%、USA Todayが11%、Business Insiderが20%上昇している。ちなみに、私のサイトも(SearchMetricsによると)、134%上昇している。

パンダアップデート4.1以前までの回復は見られないが、非常に喜ばしいことだ。Googleからの流入も25%増加している。

非常に興味深いことは、Googleトレンドがリニューアルした時期と同時期であるということだろう。Googleトレンドはほぼリアルタイムでのデータ取得が可能になっている。これが、Googleへより優れたデータを送るようになり、アルゴリズムに新しい機能を与えているのかもしれない。

改めて、上記内容はMarcus氏の意見によるものだが、真実である可能性も、もちろん、ある。

Marcus氏の記事はこちら

この件についてのWebmasterWorldのディスカッションはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「That Google Update May Have Benefited News Or Fresh Content Sites」を翻訳した内容です。

パンダアップデートの予告時期の範囲でもあったため、先日の順位変動は多くの方の興味を引き付けました。Googleからの返答は曖昧なものでありましたが、それはそれでいつも通りです。今回のMarcus氏の分析が正しければ、パンダアップデートと同様”コンテンツ”へのアップデートとなりますが、内容はパンダらしくありませんね。Marcus氏の記事には実際のデータも公開されており、より詳細な情報も記載されています。もはや周知の事実ではありますが、Googleが今後もコンテンツの評価に力を入れることは間違いないでしょう。

続きを読む 先日のGoogleのアップデートはニュースと新鮮なコンテンツに恩恵を与えたアップデートか。

再審査リクエストの内容が優れていれば、ペナルティ解除のスピードも早まる。Thumbtackの件についてのGoogleからの返答。

先日、Thumbtackというサイトが短期間でペナルティを解除され、話題になっていました。先日行われたハングアウトでGoogleのジョン・ミュラー氏がこの件について言及しています。手動アクションを解除する際は、サイトのバックグラウンドは一切考慮せず、再審査リクエストの内容によって処理速度が異なるとのことです。(つまりはしっかりとリンク精査を行えということですね。)Googleが投資していたサイトであるため、あらぬ疑いがかけられていたようですが、真偽の程は果たして。。。

ここ数日、Thumbtackがなぜ1週間も待たずにペナルティが解除されたのか?という議論が活発に行われていた。

ThumbtackがGoogleからの投資を受けているサイトだからでは?と疑った者もいる。

*Googleの投資会社が出資している、Thumbtack(人材系の会社)の手動ペナルティが解除されたという話題がありました。解除までのスピードが非常に早かったため、疑いをもった人が多かったようです。

Googleのジョン・ミュラー氏が昨日のハングアウトでこの問題について言及した。下記の動画の24分からこの問題について発言している。

非常に長い返答であったため、ここでは短くまとめる。

「通常、手動アクション担当のチームは該当のサイトがどこから投資を受けているかを知る手段がない。そのため、彼らがGoogleの投資について考慮することはありえない。」

また、ジョン氏は優れた再審査リクエストの内容についても言及している。

「不自然なリンクを自動的に削除するプログラムを書く困難さをうかがわせ、非常に詳細で包括的な再審査リクエスト(Thumbtackの再審査リクエストがこのような内容であったことをほのめかしている)。このように、再審査リクエストの内容が優れており、リンクの削除具合も素晴らしい場合は、手動アクションからの早期の復活が可能になる。」

下記に上記発言の動画を掲載する。

また、下記にジョン氏の発言の書き起こしを掲載する。非常に骨の折れる作業だった:(

*非常に長い文章のため、細部は省略します。

質問:
“手動アクションの処理を行う場合、会社やサイトの規模を考慮しているのか?RapGeniusもThumbtackも非常に早く(1週間以内の数日間)処理され、解除された。しかし、小規模のサイトは数週間、もしくは、数ヶ月処理を待たされる場合がある。”

回答:
“我々は、サイトの所有者や、サイトの種類などを全く考慮に入れていない。手動アクションの担当チームがサイトの種類、サイズ、所有者、投資先など、あらゆるバックグラウンドを基準にすることは絶対にない。”

“また、不自然なリンクの削除が本当にキレイに行われている場合がある。広範囲において、手動アクションの問題を解決しようと試みており、その結果(リンク削除)も優れている場合だ。手動アクションの担当チームが確認しても、実際に不自然なリンクは発見されず、キレイな状態になっている。こうした場合は、手動アクションの解除を行う。なぜなら、手動アクションに値する状況ではないからだ。”

“こうした場合、多くの人が不満を漏らすこともわかっている。そのため、このような場合は(リンク削除の結果を)ダブルチェックするようにしているが、実際に、非常にキレイになっているのだ。”

“そのため、巷で言われているような、「非常に有名なサイトのため、ペナルティの解除が早まった」ということは決してない。全ては再審査リクエストの内容によるものなのだ。そして、私が目にするほとんどの再審査リクエストは、非常に低品質だ。あたかも全ての問題を解決したかのように書かれているが、それについての具体的な内容は全く記載されていない。また、短い期間で何回も再審査リクエストを送ってくる場合もある。このような場合は、数週間様子を見て、どのような変化(リンク削除)があったかを見ることにしている。なぜなら、どのような変化があったかについて、我々は何も情報を与えてもらっていないのだから。”

“つまり、単純に処理に時間がかかる場合があるのだ。もしも、再審査リクエストに実際に何を行ったか、完全にキレイな状態にしたことについての情報、を記載していれば、我々の処理も早くなる。再審査リクエストの内容が優れていれば、他のチームに相談したり、どのような変化があるか時間をおいて確認したりする作業を行う必要がなくなる。我々は再審査リクエストの内容を見ており、それが本当に優れていれば、手動アクションの解除を行う。”

“リンク削除の作業を完璧に行った者からその内容を記載した再審査リクエストを受け取った場合は、手動アクションの解除が早まる場合はある。もちろん、広範囲に及ぶ要素を検証しなければいけない時もあり、そうした場合は、処理が遅れる場合もある。”

“再審査リクエストの提出から1週間か2週間ほど経過している場合は、担当チームがダブルチェックを行っている可能性がある。非常に不自然な状況に陥り、プロセスが進まないこともあるため、再審査リクエストの内容は、我々の処理速度を早めるために役立つのだ。”

実際のところ、どうなのだろか?

この件に関する議論はGoogle+でも行われている。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: Great Reconsideration Requests Get Processed Fast; Hints At Thumbtack」を翻訳した内容です。

ジョン・ミュラー氏の説明は非常に長いものでしたが、簡単にまとめれば、しっかりと不自然なリンクの削除を行い、その内容をきちんと再審査リクエストに記載していれば、解除までのスピードが早まる場合もあるということです。同時に、Thumbtackのペナルティ解除が早かった理由は、それがしっかりと行われていたからだと強調しています。Googleの再審査リクエストへの返答に新たなバージョンがあった(実際はそれほど差異はなさそうでした)などの話題もありましたが、ペナルティの話題は定期的にでてきますね。ペナルティの解除に苦労されている方の参考になれば幸いです。

続きを読む 再審査リクエストの内容が優れていれば、ペナルティ解除のスピードも早まる。Thumbtackの件についてのGoogleからの返答。

Googleマップの新機能!Googleマイビジネスに登録して、営業時間を伝えよう。

先ほど掲載したアップデートの話題とは打って変わり、Googleマップの新機能の話題です。初めて行くレストランやお店の場所を探すためにGoogleマップを利用することは多いですが、営業時間に間に合うか、心配になることはないでしょうか?今回の新機能を使えば、到着時間にお店が閉まっている場合、それを伝えてくれるとのことです。せっかく来ていただいたお客様に不快な思いをさせなくて済むかもしれないですね。先日お伝えした機能と同様、旅行の際にも便利かもしれません。– SEO Japan

Android Policeによって最初に報告されたが、Googleマップに新機能が追加されたようだ。Googleマップを使用して目的地までの経路を検索する際、到着予定時刻にお店が閉まっているようであれば、その旨をGoogleマップが教えてくれるとのことだ。

Googleマップが表示するメッセージは、”あなたの目的地ですが、あなたが到着する時刻には閉まっているかもしれません。”といったものだ。

この機能の追加により、Googleマイビジネスに営業時間を正しく記載するよう、働きかけることになりそうだ。お店のオーナーと顧客の両方にとって良いことだと思う。例えば、Googleには5時に閉店と登録しているが、実際の閉店時間が7時だった場合、売上を逃してしまうことにつながる。

下記に、実際のメッセージ画像を記載する。

Local Search Forumsでこの話題が取り上げられている。そこに記載されているメッセージを掲載しよう。

”営業時間を正しく登録する別の理由が生まれた。今回のAndroidのアップデートは、利用者に、営業時間外に訪れるかもしない可能性を伝えることになるのだ。”

今すぐ登録している営業時間を確認しよう!
(日本語はこちら)

この件に関するフォーラムはこちら。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Businesses; Update Your Business Hours Or Google Maps Might Tell Your Customers To Turn Around」を翻訳した内容です。

モバイル利用の増加に伴い、動画に注目すべきと、Googleのゲイリー・イリー氏は発言していましたが、Googleマップもモバイルでよく利用されていると思います。急ぎの際は近くのお店を検索したりしますが、営業時間内かどうかすぐにわかれば便利ですね。どんどん充実していくGoogleの検索機能に、今後も要注目です!

続きを読む Googleマップの新機能!Googleマイビジネスに登録して、営業時間を伝えよう。

Googleがアップデートを行った?パンダアップデートの開始か?

記事掲載時のタイトルをそのまま使用しましたが、追加情報で、Googleからパンダアップデートではないという連絡があったとのことです。もともと、先週末に変動があったのでは?という話題がありましたが、一昨日の時点ではあまり大きな動きはなかったようです。しかし、昨日になって以外にも大規模な話題になったという経緯があります。日本でも多少動きがあったようですが、関連性はあるのでしょうか?– SEO Japan

昨日の記事で、先週末に起こった小規模の変動のうわさについて取り上げた。個人的に”クリケット・アップデート“と呼んだものだ。一部のグループだろうと思っていたが、昨日の午後からSEOのコミュニティや掲示板で、今回のアップデートの話題が急激に増加し始めた。

*”クリケット”は”コオロギ”という意味です。当初は非常に限定的で、小さい話題だったため、そう名付けたと思われます。

つまり、かなりの数のWebマスターやSEO担当者が順位変動を認め、Googleのアップデートを疑っているということである。しかし、個人的には、今回の変動はパンダアップデートではないと考えている。私の知人にパンダアップデートのエキスパートがいるが、彼らは変動を目撃していないという。また、フォーラムや掲示板でも、パンダアップデートを疑う声は少ない。

WebmasterWorld(こちらこちら)とBlack Hat Forums(こちらこちら)ではそれぞれ今回のアップデートに関してのスレッドが2つ立ち上がっており、議論が行われている。パンダアップデートを疑う者もいれば、それを否定する者もいる。ランキング変動を目撃している者もいれば、クロール率の大幅な変化を目撃している者もいる。

幾つかの発言を下記に記載しよう。

”様々なクライアントのデータから順位変動を確認している。非常に大きな変動を示したケースもある。しかし、今回変動のあったサイトの共通点は発見できていない。現時点でパンダアップデートと判断するには、時期尚早かと感じる。しかし、他の人の発言を見てみると、その可能性も捨てきれない。”

”順位変動を確認した。パンダアップデートの匂いがする。”

”他の人と同様に、順位変動を確認している。ちょっと前に発表のあった、パンダアップデートじゃないかな?”

近い将来、パンダアップデートがやってくるだろう。しかし、今回の変動がパンダアップデートによるものだとすれば、それほど大きな規模ではなかったことになる。おそらく、Googleが何らかのテストをしているのではないだろうか?確証はないが。

Mozcast“、”SERP Metrics“、”Algoroo“、”SERP Watch“などの順位測定ツールも変動を示しており、大体が昨日の時点からだ。”SERPs.com“は昨日から更新されていない。

また、モバイル関連のみの順位変動を疑っている者もいるが、これについても確証はない。

個人的な経験則だが、パンダアップデートは金曜日までは起こらないと思う。

この件に関する議論はWebmasterWorld(こちらこちら)とBlack Hat Forums(こちらこちら)で行われている。

追記:Googleは今回の変動はパンダアップデートではないと私に連絡をくれた。しかし、パンダアップデートとは関係がなくとも、多くの人が変動を確認していることは事実である。以前のパンダアップデートで被害を受けたサイトは変動を示していないようだ。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google Update Happening? Maybe Panda About To Kick Off?」を翻訳した内容です。

先日のSMX Advancedで発表されたこともあり、パンダアップデートを疑う声がでるのも自然といえば自然です。皆が注目している件ではありますが、その他のアップデートが起こる可能性も十分にありますね。今回のアップデートで変動したサイトがどのような共通点を持つかなど気になることは多いですが、個々のアップデート対策を考えるのではなく、サイト全体の価値向上が一番に取り組むべき課題でしょう。

続きを読む Googleがアップデートを行った?パンダアップデートの開始か?

ユーザー体験はモバイルでの順位に影響するが、デスクトップの順位には影響しない。

現在シドニーで開催されているSMXにて、GoogleのGary Illyes氏がモバイルでのランキングについて言及している、という記事になります。モバイルフレンドリーアルゴリズムの各要素はユーザー体験に基づく要素となっているため、ユーザー体験がモバイルでのランキング要素になっていると言えます。しかしながら、デスクトップではその限りではないと、公の場で発言しているということです。別記事になりますが、ユーザー体験の重要度はコンテンツのそれよりも高くなることはない、という発言もしているそうです。– SEO Japan

*リンク先は全て英語のサイトになっています。

Googleのモバイルフレンドリー・アルゴリズムは、(全てではないが)大部分がモバイルサイトにおけるユーザー体験をベースにしている。そのため、ユーザー体験は、モバイルでのランキング要素となっているのだ。しかし、デスクトップの場合、ユーザー体験はランキング要素とはなっていない。

GoogleのGary Illyes氏が認めており、Twitterで”デスクトップではランキング要素とはなっていない”と発言している。下記に、該当のTwitterを記載する。

*上記画像の和訳です
モバイルにおいては、その通り(ランキング要素となっている)だ。なぜなら、ユーザー体験は、モバイルフレンドリーアップデートのベースとなっているからね。デスクトップについては、現状はそうではない(ランキング要素ではない)よ。

現在シドニーでSMXが開催されているが、Gary Illyes氏はもう一つ重要な発言をしている。”ユーザー体験がランキング要素において、コンテンツよりも需要になることはない“とのことだ。

まとめると、ユーザー体験はモバイルでのランキング要素にはなっているが、デスクトップでは用いられていない、ということだ。

この件に関するTwitterはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: Just To Be Clear, There Is No Desktop UX Ranking Factor」を翻訳した内容です。

特に新情報と言える内容ではありませんでしたが、Googleからのオフィシャルな見識になるため、知識として覚えておくのはよいかなと思います。モバイルフレンドリー・アルゴリズムは今後も改良されるのでは?という意見も多々ありますが、追加される要素も、ユーザー体験に基づいた要素になるのかもしれませんね。それにしても、Gary Illyes氏の登場頻度が日増しに高まっていると感じます。Matt Cutts氏の復帰は未だ決定されていないようですが、このままGary Illyes氏がスポークスマンのような役割を担うかもしれませんね。

続きを読む ユーザー体験はモバイルでの順位に影響するが、デスクトップの順位には影響しない。

先週末にかけて、Googleが低品質なコンテンツへの手動アクションを行ったか?

ゴールデンウイーク中に大変動が起きたというニュースがありましたが、先週末に低品質なコンテンツに対するGoogleの手動アクションが行われた可能性があるという記事です。Googleからの公式な発表がないため、確実な情報とは言えませんが、事実であれば久々の手動アクションのニュースになります。真相のほどは、果たして。。。– SEO Japan

*リンク先は全て英語のサイトになっています。

ここ最近、Googleによる大規模な手動アクションの報告はされていなかったが、先週末にそれが行われていた可能性がある。対象は、”無価値、もしくはほとんど価値のない、低品質なコンテンツ”であったようだ。

Googleはコンテンツネットワークの調査を行っていたようで、こうしたネットワークに参加していたサイトの多くに、手動アクションを行ったようだ。Googleからの正式な報告はされていないが、匿名の情報提供者から、こうした報告を受けた。多くの掲示板でこの件に対するスレッドが立ち上がっており、低品質なコンテンツへの手動アクションに対する不満を目にすることができる。

私が見た中で一番多くの意見が集まっているところが、Black Hat Worldである。他のいくつかのスレッドも確認したが、こちらのスレッドが一番巨大なものになっている。

下記に、とあるサイトが受け取った手動アクションの画像を掲載する。


*以下、上記画像の和訳です。
手動アクション
このサイトはGoogleの検索結果においてよい順位を獲得できないでしょう。なぜならば、Googleが定めるガイドラインの違反が見られるからです。
サイト全体に影響があります。

手動アクションがサイト全体に適用されます。

理由
無価値、もしくはほとんど価値のないコンテンツ
このサイトには、ユーザーにとってほとんど価値のない、低品質、もしくは浅い内容のコンテンツ(低品質なアフィリエイト、同一テンプレートのサイト、ドアウェイページ、自動生成コンテンツ、コピーコンテンツなど)が大量に掲載されています。

こうした掲示板に書き込まれた意見のうち、いくつかを下記に掲載する。

“先日、多くのサイトへ低品質のコンテンツへのペナルティがあったようだ。そのうちの半数はウェブマスターツールで確認することができる。Googleはこの問題に対する取り組みを始めたようだね。”

“ここ数日間で多くの人がメッセージを受け取ったようだ。私も昨年サイトを一つ失ったが、Googleからのメッセージは”純粋なスパム”というものだった。そのサイトは200記事ほど掲載しており、確実にスパムと言えるものではなかったけどね。”

ある匿名の情報提供者からの内容は以下の通りだ。

“昨日、私が管理する2つのサイトが”低品質なコンテンツ”によるペナルティを受けた。そのうち一つは、大規模なサイトであり、ホワイトハットの手法しか用いていない。プロフェッショナルなコピーライティングのサービスを利用していたため、非常にショックを受けている。アフィリエイト担当のマネージャーも同様にショックを受けていた。

アフィリエイトのフォーラムでスレッドを立ててみたが、ペナルティを受けた者が他にもいた。そのうちの一人は、数百の記事を掲載したWebサイトのオーナーだった。私はそのサイトを確認してみたが、非常にきちんとしたサイトであった。”

今回の警告を受けた多くのサイトオーナーがコンテンツネットワークを利用したことなどないと発言している。そうであるならば、今回の件は、手動アクションの何らかのバグなのだろうか?

より詳細な情報を得るため、Googleへの接触を試みている。彼らから何らかの報告があることを期待する。

Black Hat Worldのスレッドはこちら


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Slaps Mass Manual Actions For Thin Content Over Weekend」を翻訳した内容です。

モバイルフレンドリー・アルゴリズムがやや期待外れ(?)となっていますが、2週続けて順位変動の話題が上がっているようです。今回の内容も米国でのケース、且つ、Googleの公式な発表ではありませんが、ホワイトハットのサイトも警告を受けたという記述は気になります。(本当にホワイトハットであったかどうかは定かではありませんが。。。)気になる方はWebマスターツールを確認してみてもいいかも???

続きを読む 先週末にかけて、Googleが低品質なコンテンツへの手動アクションを行ったか?

モバイルフレンドリー・アルゴリズムは改良され、ページスピードが要素として組み込まれるか

モバイルフレンドリー・アルゴリズムが導入されてから二週間が経過しましたが、それほど大きな変動は見られていない印象です。その理由として、①アルゴリズムのロールアウトは完了したが、対象のサイトの全てのサイトのインデックスは完了しておらず、そうしたサイトは新しい評価が反映されていない、②より多くのサイトがモバイルフレンドリーに対応した、とGoogleのGary Illyes氏が発言していました。
確かに納得できる理由ではありますが、そもそも今回のアルゴリズムが考慮していない要素も幾つかあります。今回の記事もGary Illyes氏の発言を元にした内容ですが、モバイルフレンドリーアルゴリズムの改良を示唆している内容となっています。– SEO Japan

*リンク先は全て英語のサイトになっています。

先日、GoogleのGary Illyes氏が、モバイルフレンドリー・アルゴリズムロールアウトは完了しているという報告をしたが、別の内容についてTwitterで報告している。

モバイルフレンドリーのサイトに訪問したが、そのサイトの読み込み時間が非常に長い場合があり、そういった場合は、非常に強いストレスを感じてしまう。Googleはモバイルでの検索順位を決定する際、デスクトップ検索で用いられるシグナルの多くを使用しているが、これらのシグナルはデスクトップページの読み込み時間を対象にしており、モバイルページの読み込みスピードは対象としていない。

Gary Illyes氏のTwitterで、「現在のところ発表すべきことは何もないが、あなたが思う通り、Googleがモバイルフレンドリー・アルゴリズムの改良を中止する理由はどこにもない」、と発言している。数カ月前にもこのサイトで報じたが、Googleはモバイルの検索結果に、読み込み速度が遅いサイトに”Slow”と記載されたラベルを表示するテストを行っていた。つまり、Googleはモバイルサイトの読み込み速度を判断するテストを行っているということだ。しかし、モバイルフレンドリー・アルゴリズム全体に組み込むにはまだ時間がかかるだろう。

読み込み速度やモバイルページのコンテンツなど、こうしたモバイルに特化した要素をGoogleが検索順位の決定要素として組み込まないことが続けば、それは非常に驚くべきことではないだろうか?

*上記画像の内容
「こちらのアンケートによると、多くのユーザーが、読み込み速度が遅いサイトに最もストレスを感じているようだ。これに対してのアップデートが行われるのかな?」

「現在のところ発表すべきことは何もないが、あなたが思う通り、Googleがモバイルフレンドリー・アルゴリズムの改良を中止する理由はどこにもない。」

この件に関するTwitterでのやり取りはこちら


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google: We Will Improve Our Mobile Friendly Algorithm & Add Mobile Page Speed」を翻訳した内容です。

読み込み速度は今回のモバイルフレンドリーアルゴリズムの対象外となっている要素ですが、いずれは組み込まれるだろうと多くの方が予想していたと思います。そのため、今回の発言も驚きの内容とは言えなそうです。まだ正式決定でもないため、SEOとして必要な要素とは言えませんが、ユーザー体験の向上という意味でも、改善すべき点ではありますね。

続きを読む モバイルフレンドリー・アルゴリズムは改良され、ページスピードが要素として組み込まれるか

モバイルフレンドリー・アルゴリズムによる順位変動がようやく開始か?アメリカではMozの順位が下落。

モバイルフレンドリーのアルゴリズムの導入が開始されましたが、昨日の時点ではそれほど多くの影響がなかったように思われます。4月21日をそわそわした気持ちで過ごされた方も多かったのではと思いますが、米国ではようやく(?)順位に変動が見られたようです。Mozの順位が下落したという内容の記事ですが、4月22日(アメリカ時間)の朝が、そのタイミングであったようです。しかしながら、Googleが公表しているように、ロールアウトには1週間ほどかかる可能性があるため、現段階で結論を出すには時期尚早かと思います。今後の展開に注力し、冷静に判断たいところですね。– SEO Japan

*リンク先は全て英語のサイトになっています。

21日の開始からおよそ24時間が経ち、Googleはようやくモバイルでの検索順位を変更し始めたのかもしれない。

手作業で確認できる数は限られているが、モバイルの順位変更は定期的に確認している。確認の対象はMozのサイトが含まれており、モバイルで「seo」と検索した際に1位を維持しているかを見ている。

デスクトップでの検索では1位を維持しており、昨日の時点ではモバイルでも1位であった。しかし、今朝の9時(東海岸の時間帯)に確認したところ、順位に変動があった。Mozの順位が1位から2位に下降しており、その理由は、Mozのサイトがモバイルフレンドリーでないことである可能性がある。

下記にスクリーンショットを記載する。

*筆者が確認した時点では5位でしたが、場所や時間などはもちろん同一ではありません。

上記の手作業の他に、より多くのデータを確認するため、SearchMetricsSEO Clarityなどの自動ツールの確認も行っている。私が見た限りだが(また、その数は非常に限られているが)、モバイルフレンドリーのアップデートは実際にロールアウトし始めていると感じている。

Googleの発表によれば昨日の時点で開始されていることになるが、実際に動き始めたのは、2015年4月22日の9:00am(東海岸の時間帯)であるように思われる。

読者の中にも順位変動に気づいた人もいるのではないだろうか?

WebmasterWorldでのフォーラムはこちら


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google’s Mobile Friendly Update Now Live?」を翻訳した内容です。

今回は色々な意味で従来のアルゴリズム変更とは異なる変更ですが、個人的には”全地域一斉導入”が気になっていました。そのため、国内外のブログや弊社データの確認などを行い、どれほどの”時差”があるのかを確認しようとしています。(非常に意味のない作業かもしれませんが。。。)海外の情報のソースとして、記事内でも紹介のあった、SEO Clarity社のブログも確認していますが、多くのデータを基にしているため、何か動きがあれば非常に参考になるかと考えています。掲載許可はいただけると思いますので、SEO Japan、もしくは、クロスフィニティ社のブログで掲載させていただく予定です。

続きを読む モバイルフレンドリー・アルゴリズムによる順位変動がようやく開始か?アメリカではMozの順位が下落。

Googleのモバイルフレンドリー・アルゴリズムはパンダやペンギン以上のインパクトを与える。

4月21日に導入される、Googleのモバイルフレンドリーについての話題です。今月初旬に行われたSMX Westでは、モバイルフレンドリー・アルゴリズムがリアルタイムでありページ単位に影響を与えることや、デスクトップ検索とのシグナルにおける区別はつけていない、という情報もだされましたが、今回は影響範囲の情報でした。多くの注目を集めているモバイルフレンドリー・アルゴリズムですが、その影響範囲は如何に。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

もしあなたが、近々導入されるモバイルフレンドリー・アルゴリズムについて、どのくらい大きく、”重要”なのかと疑う気持ちがあるのであれば、今すぐその疑問は捨て去るべきだ。

GoogleのWebマスタートレンドアナリストである、Zineb Ait Bahajji氏がミュンヘンで行われたSMXで、この件についての発言をしている。ちょうど1時間ほど前になるが、今回のアルゴリズムはパンダペンギンよりも大きい影響があると伝えたのだ。

上記の発言は、Aleyda Solis氏によって、Twitterに投稿された。そして、GoogleのGary Illyes氏がその発言をリツイートしている。

パンダアルゴリズムは、最大で検索結果の約12%に影響を与えている。ペンギンは最大で約4%だ。

パンダ・ペンギンとの大きな違いは、モバイルフレンドリー・アルゴリズムはモバイル検索のみに影響を与え、デスクトップ(PC)の検索結果には影響を与えないという点である。しかし、今日においては、Googleの検索クエリの約50%がモバイルでの検索となっている。

もしもあなたのサイトがモバイルフレンドリーでないのであれば、モバイル検索で非常に苦戦を強いられることになるだろう。4月21日のローンチに向け、今すぐに準備をしよう。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: The Mobile-Friendly Algorithm Will Be Larger Than Panda Or Penguin」を翻訳した内容です。

導入までおよそ1ヶ月となりましたが、また新たな情報がGoogleから提供されています。こうした情報を小出しに提供することで継続的な話題となるため、さらに多くの人の関心を集めることになっています。Googleが意図的にこうした情報提供を行っているのかはわかりませんが、Googleとしては1つでも多くのサイトをモバイルフレンドリーにしてほしいことは間違いないでしょう。– SEO Japan [G+]

“Designed by”リンクには必ずnofollowをつけよう。

Webサイトの下部にサイトの作成者を示す、”Designed by By 〇〇”というリンクについての話題です。日本でもまだ見かけることもありますが、ブログパーツなどと違い、明らかに不正なリンクとは言えません。かといって、Googleはどのように判断するか気になるリンクともいえます。今回の発言はGoogleのJohn Mueller氏によるものなので、Googleの公式な見解と捉えて間違いなさそうです。– SEO Japan

“Designed by”リンクについては昔から議論されてきた。こうしたリンクをWebサイトに含めて良いものか?その場合、リンクジュースは受け渡されるのか?

私があなたの会社のWebサイトを作成した場合、”site designed by Barry”というテキストを掲載し、リンクを私のサイトに向けて張っても良いのだろうか?比較的小規模のデザイン会社だとは思うが、25%くらいの割合で、こうしたリンクを目にすると感じている。

GoogleのJohn Mueller氏は、”こうしたリンクを張ること自体は問題ではないが、nofollowを必ず付けるべきだ“、と発言している。つまり、サイトオーナーがこうしたリンクを掲載することを望んでいたとしても、必ずnofollowにすべきだ、ということである。

上記の話題は、ページ下部の動画の19:47から始まっているが、その内容を下記に記載する。

質問:

私はWebデザインの代理店で働いています。我々が作成した全てのサイトのフッターに、”designed by 〇〇”というリンクを張っているのですが、こうしたリンクを張ることは認められるものですか?それとも、すぐに止めたほうがよいですか?

答え:

不自然なリンクかどうか、という視点から考えるのが良いかと思う。
我々の観点で言えば、こうしたリンクは、Webマスターが自身のサイトに心から記載したいと思う類のリンクではないだろう。

そのため、こうしたリンクをフッターに記載したいのであれば、必ずnofollowを付けることを薦める。こうすることで、興味のある人はクリックすることができるが、Webマスターが意図的に記載した広告としては見られないリンク、となるだろう。nofollowを付けることで、あなたが後に、”なんてこった。こんなリンクを沢山作ってしまった。Googleは私が不自然なリンクの構築を行ったと考えないだろうか。。。”などと不安に怯えることはなくなる。

そのため、こうしたリンクには必ずnofollowを付けたほうが良いだろう。あなたが設置する価値があると判断すれば、設置自体をやめることは考えなくて良い。該当のサイトのWebマスターも同意しているのであれば、こうしたリンクを設置したいと思うことは当然だとは思う。しかし、くれぐれもnofollowは付けるようにしたほうが良い。

Jennifer Slegg氏が今回の話題を最初に記事にしており、WebmasterWorldでも話題となっている。

個人的には、Googleがnofollowリンクのシステムを作るより前に、私の会社がこうしたリンクを掲載すること中止している。なぜなら、大手の代理店はこうしたリンクを設置しないと気づいたからである。なんとなく、安っぽいイメージを与えてしまうと感じるのだ。

WebmasterWorldGoogle+での話題はこちら。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: Definitely Put A Nofollow On Web Design By Links」を翻訳した内容です。

Googleからのペナルティは引き続き強化されると感じますが、ランキング上昇を意図的に狙っていないリンクが原因となった場合、非常に後悔することになるでしょう。Roger Montti氏が、”リンクとはサイテーション(引用)だ”と発言していましたが、引用や参照にならないようなリンクについては、nofollowの設置を検討したほうが良さそうです。

あなたの記事をGoogleニュースに取り上げてもらうために。タイトルタグとH1タグの記述は同一のものにしよう。

昨年の10月にユニバーサル検索に表示されるGoogleニュースのソースが、登録されているメディア系サイト以外のあらゆるコンテンツも候補になるという変更がありました。既に日本での導入も確認されており、多くのWebサイトオーナーが関心を持っているのではないでしょうか。トラフィック獲得のためにぜひとも取り上げられたいと考えますが、はっきりとした基準は公表されていません。そのような状況の中、米国で行われたハングアウトでGoogleからのアドバイスが提供されています。果たしてその内容とは?– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

昨日、GoogleニュースのStacie Chan氏とGoogle Webmaster Trends AnalystのJohn Mueller氏による、Google News Publisher hangoutがGoogle+上で開かれたが、非常に有益な情報が盛り込まれていた。

Googleニュースのパブリッシャーの多くが知らないであろう質問が尋ねられたのだ。私は以前聞いたことがあるような気がするが、個人的に試したことはない。内容は、タイトルタグとH1タグには常に一貫性を持たせ、同様の内容にするということだ。タイトルタグとH1タグの内容が同一ではない場合、Google ニュースが困惑してしまうことがあり、あなたの記事を理解することを難しくさせてしまうということだ。

Web検索におけるSEOの場合は、タイトルタグとH1タグの記述を多少変えることは良いことだとされている。ランキング候補に僅かなバリエーションをもたせることができるからだ。しかし、GoogleニュースにおけるSEOの場合は、その限りではないようだ。

該当の質問はJane Sanderson氏によって以下のように尋ねられている。

“(Googleニュースにおいて)タイトルとH1のコンテンツを異なるものにすることは良いことなのだろうか?Googleニュースのルールでは否定しているようだが、SEO担当者の中には肯定している人もいる。これは、GoogleのWeb検索とGoogleニュースのアルゴリズムが異なっているため起こる差異なのか?”

この質問に対し、Stacie氏は以下のように返答している。

“一貫性は非常に重要だ。また、Googleは該当の記事のヘッドラインから引用することを常に行っている。そのため、該当のページ内の異なる場所に異なるヘッドラインを示している箇所がある場合、ボットにとっては非常に困惑した状況になってしまう。

また、このような状況は、パブリッシャーがよく「Googleはヘッドラインを誤って引用している」と発言する原因となっている。こうした不満に対してGoogleは、「その理由は、あなたが該当のページ内の異なる部分で異なるものごとを書いているからだ」と説明している。

そのため、常に一貫性は保持して欲しい。一貫性を持たせることはGoogleがヘッドラインとスニペットを正しくインデックスすることに役に立つのだ。”

下記に該当のhangoutの動画を記載する。

この話題についてのGoogle+でのフォーラムはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google News Title Tags & H1 Tags Should Be Consistent For Ranking」を翻訳した内容です。

言うまでもないことですが、記事内で言及されている箇所に修正を加えれば必ずGoogleニュースに取り上げてもらえるということではありません。また、アドバイスというよりも、Googleからのお願い、とも取れる内容ではありました。メディア系サイト以外にもブログ等で情報発信をしているサイトは多いと思いますので、そのようなサイトオーナーの方々の参考になれば幸いです。– SEO Japan [G+]

リダイレクトによりペナルティは引き継がれるが、ネガティブSEOのために使用することはできない。

Googleのガイドラインに違反した手法を用い、検索順位を意図的に操作しようとした場合はGoogleからペナルティを受ける可能性があります。ペナルティを受けた場合、そのサイトから新しいサイトへリダイレクトをしたとしても、新しいサイトにもしっかりとペナルティを受け継がれてしまいます。こうした状況を逆手に取り、競合サイトの順位を下げることは可能なのでしょうか?いわゆる、”ネガティブSEO”と呼ばれる手法ですが、Googleによる対処方法をJohn Mueller氏が説明しています。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

ペナルティのリダイレクトについての話題は少なくとも3回報じているが、同様の話題が先週の金曜日に行われたGoogle+ハングアウトでも取り上げられた。当初、この話題に関しては取り上げる予定はなかったが、WebmasterWorldで話題となっていたようなので、ハングアウトで実際に議論された内容を記載したいと思う。

前述のハングアウトにおいて、Robb氏が彼の置かれている状況について質問をしている。(彼は以前にもGoogleが返答できない質問をしていた。)GoogleのJohn Mueller氏は、彼のサイトには非常に多くの問題があるため、新しいサイトを作ることを繰り返し薦めている。Robb氏は、すでに顧客に認知されている既存のサイトから新しいサイトへリダイレクトするべきかと尋ねているが、John氏はリダイレクトをするべきではないと答えている。

その後、Robb氏はさらに質問を続けた。彼は(もちろん実際は良い人間なのだが)自身が善良な人間でない場合、ペナルティを受け、修復が不可能なサイトから競合サイトへリダイレクトを行うケースもあるのでは?と尋ねた。その場合、競合サイトの順位は下がってしまうのだろうか?

John氏はその質問に対し、即座に否定している。

それを受けたRobb氏の次の質問は、”では、なぜ自分のサイトの場合は、ペナルティが引き継がれてしまうのか?”というものだった。

John氏はこの質問に対し少々漠然とした答えを返していたが、簡単に説明すると、Googleはサイトの移管の場合と、既存サイトへのリダイレクトの場合の二つのケースを判断することができるということだ。個人的には、ここが重要なポイントだと考えている。

下記に動画から起こしたJohn氏の発言を記載する。

“我々は過去にこうした状況を多く目にしてきた。ペナルティやそれに類する状況において、自身のサイトから競合サイトへリダイレクトを行うというケースだ。我々のアルゴリズムはこうした状況をピックアップすることが可能だ。そのため、問題のあるサイトから既存のサイトへリダイレクトを行うことは、こうしたサイトを一つのサイトにまとめることで、より大きなサイトを構築しようとしている試みではないと理解することができる。

しかし、意図的ではなく、こうした状況が起こってしまう場合もある。例えば、あるドメインが、ペナルティが解除されていない状態で失効される場合がある。そして、ドメイン登録業者がそのサイトを一般的なランディングページヘリダイレクトを設定する。こうしたケースは、ページランクやその他のシグナルを別のサイトに受け渡そうとしている試みではないことが明らかである。単純に、ユーザーを別ドメインへと遷移することが目的だ。こうした場合、Googleはそれらのサイト間でのあらゆるシグナルの受け渡しを行わないようになっている。

我々は、新しいドメインへサイトを移管する場合と、既存のドメインへリダイレクトを行う場合を明確に判断するようにしている。そのため、サイトを移管する場合では、Googleが長い間収集した全てのシグナルを新しいドメインへ引き継ぐことは十分に起こりうる。

もしも、違ったドメインへのリダイレクトを行い、それがサイトの移管を目的としていない場合は、上記とは異なる状況にあると判断できるのだ。”

Robb氏は自身の状況についてJohn氏に質問をしたが、全ての問題を解決することは非常に困難であるため、全く新しいサイトを構築し、リダイレクトを行わないことをJohn氏は薦めている。

ペナルティのリダイレクトにおいて二つの状況あり、それぞれが異なっていることを理解できただろうか?少々複雑な状況ではあると思うが、少しばかりははっきりとしたのではないかと思う。

この件に関してのGoogle+のフォーラムはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: You Can’t Redirect A Penalty To An Existing Site But Maybe To A Site Move」を翻訳した内容です。

これまでにも度々話題に挙がっていましたが、ペナルティを悪用する手法もGoogleはきちんと判断できているようです。Googleの取り締まりの精度が上がるに連れネガティブSEOが容易になる、という懸念は多くのサイトオーナーが感じているところだと思いますが、悪質な手法を容認するほど、Googleは寛容ではないですね。それでも、多くの例外は存在してしまうと思いますので、怪しいバックリンクの否認やフォーラム等を利用してGoogleへ直接報告するなど、自衛のための手段を再確認してもよいかもしれません。– SEO Japan [G+]

2月初旬のGoogleによる検索結果の”調整”はEコマースサイトが対象か?

2015年2月4日(アメリカ時間)から大規模な順位変動が見られ、Googleの新たなアップデートが起きたのでは?という情報が飛び交いました。Googleは今回の変動について、「”アップデート”ではない。しかし、”調整”は常に行っている」、という発言をしており、パンダアップデートとペンギンアップデートとの関連性も否定しています。しかしながら、検索順位の大規模な変動があったことは事実であり、Search Metricsの分析によると、その対象の大部分がEコマース関連のサイトであったようです。現在、検索順位は再び落ち着きを取り戻しているようですが、Googleの新しいテストであった可能性は十分に考えれます。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

多くのSEO関係者やWebサイトのオーナーが先週末にGoogleが検索アルゴリズムに変更を加えたと考えていることは間違いないだろう。Googleはアップデートを行ったことについての明言は避けているが、パンダアップデートやペンギンアップデートとは関係がないということは伝えている。

しかし、このまま無視できるほど、変動の規模が小さかったわけではない。今回の変動はいったい何だったのか。未だに気になっているのだ。

先週末から今日にかけて、今回のアップデートはEコマース関連のサイトが影響を受けていると、多くの人が発言していた。変動は現在も続いているため、Googleは何らかのテストを行っていると想定できるが、Search Metricsの私の友人が、彼らが保持するデータを公開してくれている。

Marcus Tober氏の記事によると、今回のアップデートの影響の大部分はブランドのEコマースに集中しているようだ。その中でも、ブランドキーワードのミススペル(打ち間違え)が大きく影響している、ということだ。Marcus氏の言葉を借りると、「Eコマースと大規模なCPCのあるキーワードに大部分が集中している」、ということになる。

該当の記事中に彼は大きく変動したキーワードを具体的に挙げている。”adiddas”、”ebbay”、”zapos”のような、ブランド名を打ち間違えたキーワードだ。しかし、打ち間違えのない、実際のブランド名(”nike”)なども影響を受けている。彼の言葉を以下に引用したい。

「Googleがブランド名の検索結果の整理を試みていることは明らかだと思われる。その結果、打ち間違えのキーワードの検索結果も大きく影響を受けているのだろう。今回の変更はまだ完了していないため、引き続き注視したいと思う。」

さらに、下記の内容も付け加えている。

「ブランドは今回の変動による恩恵を受けている一方、ファッション業界のサイトなどは、ランキングの大幅な下落を受けている。Googleはブランド名の検索を最適化しようとしているようだ。そして、打ち間違えのキーワードの検索結果が大幅に変更されている、という興味深い副作用が起きており、結果として、”正確な”検索結果に調整されている。」

Marcus氏はモバイルの検索結果についても言及しているが、何かを示すほど根拠のある情報ではないようだ。

週末にかけて、検索結果は大分落ち着いているようだが、今日また何か起こることを予期できる人はいるだろうか?


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google’s E-Commerce Update: Was Last Week’s Search Tweak E-Commerce Focused?」を翻訳した内容です。

記事中にも参照されている、Search Metricsの記事にも詳細な情報が書かれています。そちらの記事によると、”addidas”のような打ち間違えのキーワードの場合、以前は価格比較サイトやショップのサイトが上位表示されていましたが、今回の”調整”により、”adidas”の公式サイトが1位に表示されていたようです。(現在の検索結果は今回の変動以前のものに再び変わっています。)

Googleは打ち間違えのキーワードの場合も検索者の”意図”を組み込み、通常の打ち間違えではない検索と同様の結果を提供しようとしていたと思われます。今回の変動が一時的なテストなのか、そもそもテスト内容の予測は正しいのか、結論を出すには時期尚早だと思われますが、引き続き注視したいところです。– SEO Japan [G+]

Googleが先週末にかけて、ヨーロッパとドイツのリンクネットワークにペナルティを与える。

リンクに対するGoogleの取り締まりが厳しくなっていますが、ヨーロッパのリンクネットワークが、再度、Googleからペナルティを受けた模様です。今回のメインターゲットはドイツのネットワークのようですが、通例通り(?)Googleはこの手の情報は公開しています。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

昨日、@gfiorelli1に報告を受けたのだが、Googleが”リンクに対しての手動ペナルティのメールを大量に送った”とのことだ。スペインが特に多いらしい。

Googleは今朝、これについてTwitterで報告している。GoogleのJohannes Mehlem氏によると、ドイツとヨーロッパのリンクネットワークをターゲットにしたようだ。

「我々はヨーロッパとドイツのリンクネットワークにアクションを起こした。詳細はドイツのGoogleのブログで。」

Googleはリンクネットワークについて、ドイツとヨーロッパのWebマスターに警告を続けてきた。Googleはドイツの大規模のエージェントにアクションを起こしている。また、ドイツ、イタリア、スペインのリンクネットワークにも、過去に、ペナルティを与えている。Googleはポーランドその他の国もターゲットにしており、アメリカを含め、世界中でリンクネットワークはターゲットの対象となっている。

今回はどのネットワークがターゲットになったかは分からないが、この傾向は止まないだろう。@Jenstar氏は先週に打撃を受けたネットワークがあると考えているようだが、Googleは認めてはいない。また、これに関しての不満の声も目にしていない。(仮にペナルティを受けたのであれば、この状況は不自然だ。)

繰り返しになるが、この警告は昨日の朝のものだ。先週からのランキングの変動と関係があるかは疑わしい。

Twitterでのディスカッションはこちら。

追記1: 掲示板とコメントによると、Rankseller.deとTeliad.deがターゲットの一部のようだ。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google Penalizes Link Networks In Europe & Germany Over Weekend」を翻訳した内容です。

ペナルティの報告はマット・カッツ氏が行うのが定番でしたが、氏が休暇中とはいえ、Googleの取り締まりが緩むことはやはりないようです。今年の春頃に、ヨーロッパのいくつかのネットワークがペナルティを受けた後、日本のリンクネットワークもターゲットにされました。こうした話題は海外で多く聞かれますが、記事にもある通り、世界中のリンクネットワークが対象となっていることは間違いないでしょう。
– SEO Japan [G+]