Googleがペンギン3.0を本日ローンチ??

最後のペンギンアップデートから長い時間が経過していますが、GoogleのJohn Mueller氏がこの件についてのコメントを出しています。(非常に短いコメントですが)また、Search Engine RoundtableのBarry Schwartz氏は8月中のアップデートを以前から予想しています。果たしてペンギンアップデートは近いうちに行われるのでしょうか???– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

Googleがペンギンアップデートを最後にローンチしてから10ヶ月が経っている。Googleはその理由を、「ペンギンをリフレッシュすることは、非常に複雑なプロセスだからだ」、としている。

しかし、今朝、John Mueller氏がGoogle+ハングアウトでちょっとしたヒントを与えており、それによると、ペンギンアップデートがそろそろローンチされるということだ。(動画内の21分40秒位)彼によると、”エンジニアは現在取り組んでおり”、”(最後のアップデートから)非常に長い時間が経っている”ことを認めている。また、”そう遠くない将来”ではあるが、”今朝ローンチするわけではない”と述べている。本当だろうか?本日の午後かもしれないのではないか?Googleはこの手の大きなアップデートを金曜日の夕方に行うことを好んでいる。

下記に動画を掲載する。

トラッキングツール(MozcastSERPs.comSERP MetricsAlgoroo)は、この一週間、僅かな揺れを示している。また、フォーラムではこの話題について、引き続き議論されている。

WebmasterWorldのスレッドで、あるSEO担当者が、「おそらく、ペンギンかパンダのアップデートが行われようとしているのでは?」といった質問しており、彼によると大きな変更があったようだ。

「8/9(土)の6:00am(東海岸時間)からトラフィックの増加が見られた。以前、3/14に(トラフィックの)40-45%がヒットされ、2ヶ月後に、33%まで回復した。しかし、8/9からさらなる回復を見せ、昨日の時点で17%を下回った。これは、3/14以前の水準だ。これがトレンドによるものなのかはわからないが、この土曜日に起こった何かによってポジティブな影響があったようだ。」

BlackHatWorldのスレッドでは、「ここのところの変動をもとに考えてみると、本日ペンギンのアップデートが行われるのでは?」といった発言がある。おそらく、Googleはテストの範囲を拡大させており、そろそろ全てのWebサイトが対象になろうとしているのではないだろうか?

ともあれ、本日の午後にローンチされなかったとしても、数週間以内にローンチされることは驚きではない。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Is Google Launching Penguin 3 Today?」を翻訳した内容です。

上記記事は8/15(金)に作成されたものです。そのため、記事中の”本日”は8/15(金)を指しますが、8/18(月)の時点では、アップデートの情報は見られません。動画内でJohn Mueller氏が”ペンギンアップデートは事前にお知らせしない”と改めて発言しているので、Barry Schwartz氏が言うように、いつ行われても驚きではないかもしれません。– SEO Japan [G+]

Googlerからのアドバイス付き!再審査リクエストの返信の新バージョン。

先週行われたSMX Advancedで、Googleのマット・カッツ氏が新しいバージョンの再審査リクエストの返信を行えるようにしているという記事を掲載しました。(前回の記事はこちら。)この新しいバージョンの再審査リクエストの返信画像をSearch Engine Roundtableが紹介しています。該当サイトの再審査リクエストの担当者からのアドバイスが添えられていますが、どういった内容なのでしょうか?– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

先週、我々はGoogleが再審査リクエストを拒否する際に、今までよりも多くのフィードバックを添付できるように取り組んでいる、とお伝えした。

今回、読者の一人に送られた再審査リクエストの画像を入手することができた。この新しい再審査リクエストには、不合格の旨を伝えるテンプレート文章の下部に、”A note from your reviewer”(レビューを行った者からの注意書き)という文章が添えられている。

下記の画像は@johnedwarddoyle氏によって、Twitterでシェアされているものだ。

*画像の上部はテンプレート文章。再審査リクエストの不合格、該当のリンクのサンプル、否認ツールの使用について、数週間は再度の審査は行わない旨、などが記載されています。

テンプレートの文章に続き、このサイトの再審査リクエストを担当したGooglerからの(テンプレートではないタイプされた)手書き文章が記載されている。

このアドバイスは実際に目を見張るような内容である。以下に該当の文章を記載する。

“あなたのサイトのバックリンクを再度確認する際、ウェブマスターツールのアカウント内で、あなたのサイトのカノニカルバージョンも確認して下さい。より多くのリンクデータがあるはずです。カノニカルについての詳細はこちら(https://support.google.com/webmasters/answer/44231?hl=ja)を参照してください。”

*上記、カノニカルの詳細は原文では英語版へのリンクとなっています。

Googlerからのメッセージは、「あなたのサイトへは未だ多くの低品質なリンクが存在しています。また、あなたは間違ったデータを参照しているように思えます。正しいデータを取得するために、ウェブマスターツールでカノニカルURLのレポートを確認して下さい。該当のリンクのデータを取得できるはずです。」といったものだ。

このアドバイスは非常に有益なものだと感じている。カノニカルURLの確認というアイデアをもたないSEO担当者やWebマスターが多くいるはずだからだ。

この件についてのディスカッションはTwitter上でも行われている。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google’s New Reconsideration Requests With A Note From Your Reviewer」を翻訳した内容です。

先週のマット・カッツ氏による発言から1週間もたたないうちでの報告となりました。修正・対応すべき箇所を伝えてくれるのは非常に助かりますね。リンク以外が原因の場合や日本語を含む多言語のバージョンなども気になるところですが、なかなか再審査リクエストが通らないWebマスターにとっては嬉しい対応なのではないでしょうか。– SEO Japan

eBayのペナルティ問題を検証!アルゴリズムか?手動アクションか?

先週Googleがパンダアップデート4.0をリリースしましたが、影響を受けたサイトの話題も多く見られます。アメリカのオークション・通信販売サイトであるeBayもその話題の中心の一つです。時期が時期だけに、パンダアップデートなのか、ペイデイローンなのか、それとも手動アクションによるものなのか、判断が非常に難しいところです。今回のSearch Engine Roundtableの記事によると、手動アクションによるものだということですが、真相は果たして。。。– SEO Japan

*記事内の参照記事へのリンクは全て英語となっております。

周知の通り、Googleがパンダアップデート4.0を先週リリースした。多くのサイトが順位を落としたが、その中にはeBayも含まれている。

ここに、最新版のSearchMetricsのチャートを載せておくが、下降具合は明らかで、実に78%ものビジビリティが落ちている。

ここで一つの疑問がある。今回の件が、パンダアップデート4.0によるものなのか?それとも、手動アクションによるものなのか?こちらの記事でも確認したところだが、Re/Codeのレポートによると、どうやら手動アクションによるものであるようだ。もちろん、Googleはこれに対してのコメントはしないだろう。しかし、eBayが手動アクションによるペナルティを受けたことは明らかだと思われる。

実際に、refugeeks.comのレポートや他のトラッキングツールによると、eBayのサイトの特定のディレクトリで下降が見られている。

パンダアップデートは、サイト全体ではなく、ディレクトリのようなサイトの一部分に影響を与えることはあるのか?答えはYesだ。では、今回の件はパンダによるものなのか?それとも、手動アクションによるものなのか?可能性は両方にある。

また、手動アクションかアルゴリズムかを検証することに意味があるのだろうか?こちらの答えもYesだ。なぜなら、問題を解決する手段と解決されるタイミングが、手動アクションかアルゴリズムによるかで、異なるものだからだ。

この件に関しての議論はTwitterGoogle+でも行われている。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「eBay Slapped By Google: But Was It Algorithmic Or Manual?」を翻訳した内容です。


記事内で紹介されている他記事によると、Googleの検索結果から削除されたページの多くが、”ドアウェイページ”であるということです。著者は「非常に賢いやり方だ」と表現しながらも、「度を越したものであった」と述べています。また、それらのページのURLが”bhp”という文字列を含んでいたため、“Black Hat Pages”の略称では?というジョークも。まさに、ブラックジョークというところでしょうか。– SEO Japan [G+]

有効と答えた人はたったの13%!?リンク否認ツールに関するアンケート調査

検索エンジン関連のニュースやフォーラムの注目スレッドなどの記事を、ほぼ毎日配信しているSearch Engine Roundtable。ファウンダーのBarry Schwartz氏から記事掲載の許可をいただきましたので、今後もSEO Japanで紹介させていただきます。

記念すべき第一回目の記事は、リンク否認ツールの効果についてのアンケート調査です。ペナルティ解除のために不可欠なこのツール。実際の効果はどの程度あるとWebマスターは感じているのでしょうか???– SEO Japan

「Googleの否認ツールは有効か、それとも有効ではないか?」昨年、我々は否認ツールに関するアンケートを行い、上記の質問を投げかけた。

御存知の通り、2012年の10月にGoogleはリンクの否認ツールを公開した。それ以降、WebマスターとSEO担当者はこぞってこのツールに夢中になり、常に使用し続けてきた。

しかし、否認ツールは有効に作用しているのだろうか?否認ツールを使うことで、検索結果のランキングの上昇や、ペナルティの解除というような結果を得ることができているのか?もちろん、事実として、否認ツールがペナルティ解除に役立っていることは知っている。しかし、常にランキングの上昇にも貢献しているのだろうか?毎回というわけではない。

我々が行ったアンケートに対し、670人以上の回答を得ることができたが、有効だと答えた人数は全体の13%に過ぎなかった。37%の回答が、「有効であるかどうかわからない」であり、50%の回答が、「全く影響がないこと」に自信を持っているようだ。

以下にグラフを掲載する。

否認ツールの有効性に関するアンケートの調査結果グラフ

*免責事項:こちらの結果に対する結論を出す前に、以前私が投稿した、こちらの記事を参照して欲しい。

今件についてのディスカッションはBlack Hat Worldのフォーラムで引き続き行われている。

*注:本日私は休暇を取っており、今記事は事前にアップされるように設定をしていたものだ。そのため、コメントに対する返信などが遅れると思うが、先にお詫びを申し上げておきたいと思う。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Only 13% Claim Google’s Disavow Tool Worked For Them」を翻訳した内容です。
低品質なサイトからのリンクがランキングの下降やペナルティの原因となり得ることは周知の事実です。故意にしろ、無意識にしろ、こうしたリンクへの否認リクエストは確実に処理して欲しいところですね。皆様の中にも否認ツールを使用した方がいらっしゃると思いますが、今回のアンケート結果と比べ、自身の効果はいかほどだったでしょうか???– SEO Japan [G+]