月曜日(米国時間6/19)に中国の深圳で行われたTechCrunchとTechNodeのイベイトで、Ernst & YoungのフィンテックリーダーJames Lloydが、Amazonは巨大テクノロジー企業だが、今後はフィンテックでもトップに立つだろう、と予言した。
Lloydによると、彼は、Amazonは今後ますます、決済と貸付とクレジットスコアの分野への進出を大きくしていく。“彼らは自分たちのエコシステムの便宜に寄与するものなら何でも手を出す”、と彼は語る。Loydは、Amazonと、Alibabaの系列企業Ant Financial(元Alipay)は立ち位置として似ている、と言う。
Amazonの最近の発表では、同社は昨年、小額貸付で10億ドルを貸し付けた。Lloydは、Amazonがこの分野に今後一層注力する、と予想している。“彼らは大量のデータを利用できる立場にいる。どこの誰が向こう3か月の在庫準備資金としてどれだけ必要としているか、彼らには分かるのだ”。
彼が訝(いぶか)るのは、Amazonの東南アジア進出の遅れだ。“彼らの中核ビジネスであるeコマースに大きな疑問が一つあるとするなら、それは、Amazonはアジアで何をしようとしているのか、だ”。
企業向けの振替決済サービスAirwallexの協同ファウンダーでCEO Jack Zhangは深圳のステージで、ビットコインは国際的な商取引における長期的な決済手段にならないだろう、と述べた。
彼は、ビッドコイン市場に十分な流動性がある、と信じていないし、また、その不安定性にも懸念している。“それが国境を越えた決済の未来の姿だとは、思われない”、と彼は語る。