Shiftallがスマホと冷蔵庫を連動させたクラフトビール自動補充サービスを発表

Shiftallは1月7日、自社開発の専用冷蔵庫と組み合わせたクラフトビールの自動補充サービス「DrinkShift(ドリンクシフト)」を発表した。これで夜中に「ビールがない!」と騒ぐ必要がなくなるが、飲み過ぎにはくれぐれも注意してほしい。

同サービスは日本時間1月9日から開催される「CES 2019」の 「J-Startup」パビリオン内で展示される。サービスは2019年開始予定だ。

DrinkShiftはスマホアプリと専用冷蔵庫を連動させることでビールの残数を計測、かつユーザーの飲むペースを学習することで、お気に入りのビールを的確なタイミングで自宅やオフィスに届ける。冷蔵庫とサーバー側アプリが連動し、配送日数・消費ペース・残数を計算。「ビールを切らすことがないタイミング」で追加のビール・セットを自動で発送する。

ユーザーはアプリで好きな銘柄のビールからなるセットを設定。ビールは国内外のクラフトビールを中心とした多数の銘柄を取り揃える予定だ。配送されるビールはアプリから都度変更することも可能なほか、プリセットされたビール・セットを選ぶこともできる。またShiftallでは個人の消費傾向を分析し「利用者ごと異なるおすすめセットを提供する」ことも予定している。

内容量は上段2本、下段12本。上段は冷蔵機能付きのショーケースとなっており、お気に入りのビールを展示するとともにグラスを冷やしておくことも可能だ。

サイズは315(幅)×434(奥行)×783mm(高)。専用冷蔵庫はキッチンではなく、書斎やリビングに置くことを想定しており、冷却方式は静音のペルチェ方式を採用、比較的コンパクトなサイズとなっている。

ShiftallはIoTメーカーCerevoから独立した新会社で、2018年4月2日にパナソニックが全株式を所得。Shiftallの代表取締役CEOは元Cerevo創業者の岩佐琢磨氏が務めている。

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TC Tokyo 2018のフューチャーラウンジにWEAR SPACEが展示されるぞ!

Shiftallが、パナソニックのデザインスタジオ「FUTURE LIFE FACTORY」と共同で開発した「WEAR SPACE」(ウェアスペース)をご存じだろうか。独創的なフォルムで集中力を高めるウェアラブル端末で、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループが運営する「GREEN FUNDING」を通じて現在クラウドファンディング中だ。

WEAR SPACEは、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドフォンと視界を調整できるパーティションで構成されている。この機能とデザインにより、周囲の雑音を低減して不要な視覚情報を排除することで、オープンな空間にいながらも瞬時に周囲との境界を作り出し、心理的なパーソナル空間を生み出すという。

WEAR SPACEの試作品は、これまで国内外のさまざまな展示会やイベントなどにを出展。2017年には、国際的なプロダクトデザイン賞のひとつである「Red Dot Design Award(レッド・ドット・デザイン賞)」のデザインコンセプト部門において「Best of the Best Award(ベスト・オブ・ザ・ベスト賞)」を受賞している。

TechCrunch Tokyo 2018では、このWEAR SPACEをフューチャーラウンジに展示してもらうことが決まった。しかも、TechCrunch Tokyo 2018初日となる11月15日には、渋谷ヒカリエのBホールに設置されるTC LoungeでWEAR SPACEの開発担当者によるプレゼンテーションも予定されている。

TechCrunch Tokyo 2018では現在、一般チケット(4万円)、5人以上の一括申し込みが条件の「団体チケット」(2万円)、創業3年未満(2015年10月以降に創業)のスタートアップ企業に向けた「スタートアップチケット」(1万8000円)、学生向けの「学割チケット」(1万8000円)を販売中だ。

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Cerevo子会社をパナソニックが買収、岩佐社長「1歩ミライの生活実現へ挑む」

eng-logo-2015Cerevoは、ハードウェアのアジャイル生産を手がける新子会社「Shiftall」(シフトール)を設立。その全株式をパナソニックに売却しました。

Shiftallの代表取締役CEOには、Cerevo前社長の岩佐琢磨氏が就任。「Cerevoの持つ開発・製造ノウハウを活用し、新たにハードウェアを開発・製造・販売する新会社」としていて、パナソニック傘下で引き続きIoTデバイスの開発・製造に取り組むとのこと。なお、岩佐琢磨氏はもともとパナソニックの出身。今回の社長就任で、古巣であるパナソニックに舞い戻った形です。

一方、Cerevoの新たな代表取締役には青木和律氏が就任。同氏は大手重工業メーカーでHVAC(産業用冷凍設備及び大規模空調システム)の開発に従事。2008年に独立し、「DMM.MAKE AKIBA」でハードウェアスタートアップのプロダクトローンチに携わった経歴をもちます。

新体制となったCerevoでは、既存製品のサポートに加え、新規製品の企画・開発も継続。また、これまで培ってきたIoT家電への技術、リソース、ノウハウなどをスタートアップ企業に提供するとのこと。さらに、自社ブランドのハードウェア開発にとどまらず、共同開発・製造業務へも重点を置き、パートナー企業の事業価値を高めるべく協業するとしています。

Engadget 日本版からの転載。