あのエドワード・スノーデンが「@Snowden」のTwitterアカウントを開設

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読者の方々には、この2年間ほどエドワード・スノーデン(Edward Snowden)関連のニュースを追いかけてきた人も多いことだろう。これからはスノーデンの追っかけが、多少はらくになるかもしれない。スノーデン自身のTwitterアカウントができたのだ。

フォローしてもフォローバックは期待しない方がいいと思う。現在のところスノーデンは、ただアメリカ国家安全保障局(NSA)のみをフォローしている。

かつて政府職員であったスノーデンは、まず最初に以下のようなツイートを投稿している。

現在ロシアに滞在するスノーデンは、これまで通り監視社会に対する注意喚起を行おうとしているのだろう。スノーデンはアメリカの諜報機関の活動についての政府秘密文書をマスコミにリークして、亡命生活を余儀なくされている。これまでもカンファレンスに参加したりインタビューには応じてきていたが、Twitterにアカウントを設けることで、政府の監視行動についてよりダイレクトで影響力のある発言を行うことができるようになる。

スノーデンのアカウントはTwitterが本人であると確認している。プロフィールには「政府のために働いていたが、今は公衆のために働いている。@FreedomOfThePressのディレクター」と記されている。

The Interceptの記事によれば、スノーデンはこのTwitterアカウントを個人で運営しているのだとのこと。最近行った宇宙物理学者のNeil deGrasse Tysonとのインタビューの中でも、スノーデンはTwitterにアカウントを開設する可能性について語っていた。

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(翻訳:Maeda, H

Edward Snowdenの胸像を誰でも3Dプリントできる

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ブルックリンのFort Greene公園にあった原作のEdward Snowdenの胸像は警察が押収したが、これからは誰もが、高さ8インチで、ほとんどどこにでも置けるSnowdenを3Dプリントできる。3DファイルはThingiverseで入手でき、それは彼の強靭な意志を表すような顎と、憂い顔と、トレードマークの眼鏡を表現している。

作者のアーチストはAndrew TiderとJeff GreenspanとDoyle Trankinaの三名、胸像は夜のあいだに公園の空の台座の上に置かれ、警察が取り除くまでそこにあった。彼らは50ドルの罰金を課せられた。

GreenspanがWired誌に語っている: “公共の場所に置いて、みんなが写真をInstagramやTwitterやFacebookにポストして、世界中に広まったら、すてきだな、と思ったんだ。それを見ると人びとは、政府の監視や、国民の権利と自由などについて考えるだろう。そうなれば、素晴らしかったんだけどね”。

この胸像プロジェクトの目標は、Edward Snowdenを国賊扱いから救いだして、ヒーローの座に置くことだ。すてきな示威行為だし、すてきな胸像だ。FDMプリンタではうまくプリントできないようだが、作者たちは3Dファイルのニューバージョンを近く出す、と言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Glenn GreenwaldのSnowden本に対しCIAがトンチンカンなレビュー

今年の前半にジャーナリストのGlenn GreenwaldがSnowdenによる情報リークの顛末を記録したNo Place to Hideという本を書き、NSAに関する新事実も掘り起こした。同書には多くの好評が寄せられ、Amazonのスター数は4.5だった。悪くない結果だ。

でも、本書の最新のレビューは、圧倒的にベストだ。CIAのWebサイトで“CIA Historical Intelligence Collection(諜報史料集)のキュレーター”となっているHayden Peakeは、CIAを代表してSnowdenに関する三つの本をレビューしている。彼のGreenwaldに対する書評 — その全文はここで楽しめる — は、笑いを意図していないのに笑えてしまう。

三箇所引用しよう [太字は本誌TechCrunchによる]:

章のタイトルがほのめかしている考え方がひどいと思ったGreenwaldは、それを不法と想定して分析しているが、それの採用に至った諜報面の問題に関する言及はまったくない。 [...]

Greenwaldはまた、NSAの情報収集事業の合法性に言及しているそのほかの解釈を無視している—たとえば海軍の将官を退役してNSAの長官になり、国の諜報活動に貢献したMichael McConnell… [...]

これら三つの本に共通しているテーマをGreenwaldは要約している: Snowdenの行為は、彼が“監視国家の改革”を求めることを選んだ点で正当化される。そして、何を出版するか/してよいかに関してはジャーナリストに最終的絶対的な決定権があるGreenwaldのしばしば感情的な毒舌が、この主題の結語になることはないだろう。

感情的な毒舌で最終的な決定をしているのは、むしろPeakeの方だろう。逆に彼の言葉は、ジャーナリズムの誇大宣伝のようでもある。

それでは一体、“この主題の結語”は何になるのだろう? たぶんGreenwaldは彼の書き方の間違いを悟り、政府自身のPRのような、ポジティブでお世辞たらたらのNSA賞賛本を書き、書くことに対する自分自身の決定権がジャーナリストになければこうなる、という見本を示すだろう。

画像: GAGE SKIDMORE/FLICKR UNDER A CC BY-SA 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN MODIFIED)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


人気の法律知識サイトGroklawがSnowden効果で閉鎖へ

すでに10年以上と歴史の長い、人気の“法律知識大衆化サイト”Groklawが、メールが調べられる危険性が迫っているとして閉鎖を決定した。サイト主宰者のPamela Jonesは彼女の最後のポストで、“Lavabitのオーナーはメールの使用を停止した。似た立場にあるわれわれも停止すべきである。メールが使えないならGroklawの存続は不可能である。これは、難しい決断である”、と述べている。

JonesはNSAのやり方を、通信の窃盗行為であると呼び、Groklawは読者からのメールによる質問に答えるという形式なので、今後はとくにオープンソース運動に関連した法律情報を伝えることが難しくなる、と言っている。このサイトは“法律家とギーク”が、プログラミングやネットワークやFOSSソフトウェアに関して話し合う場である、とみなされていた。

彼女は次のように書いている:

どうすべきか? 二週間あまり、それを考えていた。そして、これ以上Groklawを続けることはできない、という結論に達した。とても悲しいことだ。でも、現実的であることは良いことだ。そして単純な事実として、記事や投稿の収集選別においてわれわれがいかに善意で、そして“クリーン”であったとしても、それらに対して今後何をされるか分からないという今の雰囲気の中では、Groklawを継続することはできない。

—中略—

今のところ、強制的な情報開示を断る方法はない。上のかっこの中で述べたことはテロとは無関係だ。でも、メール、とくに合衆国の国境を越えて行き来するメールでは、いつも、検閲の可能性に備えた書き方をしなければならない。つまり私たちの通信の自由は、なくなってしまった。いちいち、見知らぬ人に読まれることを意識しながらメールを書くなんて、そんな窮屈なことは続けられない。

反応は、彼女を聖人化するものからシニカルなものまでさまざまだ。でも、あれほど良質で心に響くサイトが、こんなに早くなくなるのは惜しい。でも、Snowden以後のインターネットは、意思決定が迅速で、しかも奇妙だ。

〔余計な訳注: 某UNIXベンダにLinuxが訴えられたときも、そしてJavaに関してOracleがGoogleを訴えたときも、このGroklawサイトはとっても勉強になりました。別の形での復活を、絶対的に希望します。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


合衆国からロシアへ: “Snowdenを殺したり拷問したりしません…だから返して”

【抄訳】
CrunchGov Essentialは、テクノロジが今日の大きな問題に与える影響を概観する特集だ。下に紹介する特集記事は、Web上の最良のサイトから集めた、もっとも思慮深い、並外れた、胸踊らす記事の数々だ。毎朝お配りするニューズレターを購読したい方は、ここで登録を。

アメリカ合衆国は、NSAを内部告発したEdward Snowdenに死罪を求めないと誓約した。司法省にSnowdenを諦めさせるために司法長官Eric Holderは皮肉にも、ロシア当局に対し、合衆国は人権を尊重すると確証せざるをえなかったようだ。

“合衆国はSnowden氏が合衆国に帰国するならば彼に死罪を求めないであろう”、と彼は書いている。“この確証により、自分は一時的または長期的に難民または政治的亡命者として扱われるべきだというSnowden氏の申し立ての、根拠は除去されると思われる”。

ごちそうを山盛りに見せるために彼はさらに、“Snowden氏は拷問されない。拷問は合衆国では違法である”、と書いている。

目下モスクワの空港に一時滞在しているSnowdenは、アメリカ合衆国からの政治亡命を求めている。

合衆国国務省の職員の話では、NSAがスパイ行為を行っていることは、世界中の権威主義的な政府と人権問題について話し合う国務省の能力を、大きく損傷している。アメリカは偽善的国家だと思われたら、突然、その努力は説得力を失ってしまうのだ。

【後略】
—-以下、NSAの資金を凍結せよ論、など—-

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


NSAの通報者スノーデン、香港からロシアへの旅を経てエクアドルに亡命を申請

ここ数週間、国家安全保障局(NSA)の監視プログラムPRISMをはじめとする数々の政府行動を暴露した通報者、Edward Snowdenは、香港を離れ現在乗り継ぎのためモスクワにいる。Snowdenに法的支援を続けているWikileaksによると、彼は「亡命のために安全な経路でエクアドル共和国に向かっており、外交官およびWikileaksの法律顧問に付き添われている」。

初期の報道で示唆されていたその民主的国家はベネズエラで、モスクワは彼の旅の第一通過点にすぎなかった。しかし、どうやらWikileaksのファウンダー、Julian Assangeにも亡命を提案したエクアドルは今回も興味を示しているようだ。先週、Snowdenはアイスランドに向かうつもりであると言われていた。

アップデート(太平洋時刻 9:58am)確かにSnowdenは、エクアドルへの亡命を申請したようだ。つい先ほど同国の外務大臣がこれをツイートした。

[エクアドル政府は、Edward J. #Snowdenからの亡命申請を受け取った]

Wikileaksもプレスリリースを更新した:「彼は亡命のために安全な経路でエクアドル共和国に向かっており、外交官およびWikileaksの法律顧問に付き添われている」。本稿もこれを反映して更新した。

[エクアドル大使は今もここモスクワ空港にいる。エクアドルがEdward Snowdenの最終目的地のようだ]

われわれが調べた限り、モスクワからエクアドルの首都キトに向かう直行便はないので、Snowdenは民間機を利用し、何ヶ所かで乗り継ぐ必要があるだろう(距離は標準的ジェット旅客機の航行距離をはるかに越えている)。キューバは可能性の高い候補地であり、今日、もしSnowdenがベネズエラに向かうならと議論された時にも選択肢に挙がっていた。米国は Snowdenのパスポートを無効化しており、これはエクアドルへの入国には問題ないものの、彼の旅程を複雑化する可能性はある。

Snowdenは合法的に香港を離れることができさと、今日香港政府は発表した。これは米国からの逮捕請求が「香港法の要求を完全に満たしていなかった」ためだ。香港は米国に対して追加情報を要求したが、未だにそれを受け取っていないため「Snowdenが香港外へ移動することを制限する法的根拠」がなかった。

なお、香港は米国に対して、自国のコンピューターシステムが米国機関によってハックされたとする先の報道について説明を要求していることも注目される。

Snowdenはアエロフロート機で香港からモスクワに向かい、数時間前に着陸したが、最新報道によると、彼はそこからキューバを経て最終的にベネズエラに向かうと見られている。もし彼がモスクワのシェレメチェボ空港に乗り継ぎのために滞在しているのであれば、たとえ米国が要求してもロシアが彼を拘留できる可能性は低い。ABCのKirit Radia記者は、Snowdenの同乗客から話を聞き、彼の乗った便は「外交官車両」に出迎えられたが、どこの国のものかは不明だったと伝えている

[ロシアのインターファクスによると、ベネズエラの外交官が、モスクワ空港の駐機場でSnowdenを車に乗せた。すぐに連れ去った。#NSA]

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(翻訳:Nob Takahashi)