助太刀とSORABITOが協業、「助太刀アプリ」上で建設機械の買取サービスを開始

助太刀とSORABITOが協業、「助太刀アプリ」上で建設機械の買取サービスを開始

建設職人と現場をマッチングするアプリ「助太刀」(Android版iOS版)運営の助太刀と、建設機械などのオンライン取引所「ALLSTOCKER」(オールストッカー)運営のSORABITOは10月26日、助太刀アプリ上において建設機械の買取サービスに関する協業を開始したと発表した。

全国13万事業者を超える「助太⼑アプリ」ユーザーは、同アプリ上で建設機械の買取を依頼すると、SORABITOがALLSTOCKERで培った豊富な相場情報と鑑定ノウハウを活かし、無料出張査定または専用ヤードでの無料査定を実施。買取価格の調整から支払いまでの一連の業務を実行する。

またSORABITOは、同サービスで買い取った商品をALLSTOCKERに出品。コロナ禍以降、毎月2回開催しているオンラインオークションでは、ベトナムやフィリピン、タイ、カンボジアといった東南アジア、さらには南米チリなど海外新規バイヤーの落札が急増しており、出品商品を充実させることで、オークション参加者の満足度を高め、さらなる落札増加につながることが期待されるという。

今回の協業をきっかけとして、両社はお互いのテクノロジーを掛け合わせ、建設業界全体の生産性向上につながるような新たな施策を引き続き検討していくとしている。

助太刀とSORABITOが協業、「助太刀アプリ」上で建設機械の買取サービスを開始

助太刀運営の「助太刀」アプリでは、76職種、居住地に基づく最適なリコメンド機能により職人や工事会社に出会うことが可能。正社員の求人の際には求人サービス「助太刀社員」を使えば、助太刀アプリユーザーの職人・施工管理に向けて求人を掲載できる。

フィンテック事業としては、工事代金をすぐに・確実に受け取れる「助太刀あんしん払い」や、アプリでの申込みや工事代金のチャージできるカード「助太刀カード」を展開。助太刀あんしん払いは銀行口座不要で利用でき、24時間365日セブン銀行ATMでの工事代金を受取りが可能。これらのサービスにより、初めての取引先でも未払いの心配をせずに取引できる。

EC事業の「助太刀ストア」では今後、材料や工具の購入、建機レンタルなど現場で必要なモノをどこでも注文できて、現場に直接届くサービスを順次拡充していく予定。

SORABITOは、住友商事および伊藤忠TC建機とグローバル展開を見据えた資本業務提携を実現。同社提供のALLSTOCKERは、東アジア・東南アジアを中心に150超の国・地域からアクセスがある建設機械売買のオンライン取引所。常時掲載型の「ALLSTOCKERマーケット」、定期開催のビッドアップ式オークション「ALLSTOCKERオークション」、世界中のバイヤーのオファーを集約し買取価格を提示する相見積サービスを展開している。

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カテゴリー: ネットサービス
タグ: 助太刀SORABITO日本

中古建機販売プラットフォーム「ALLSTOCKER」運営のSORABITOが9億円を調達

中古建機の売買プラットフォーム「ALLSTOCKER」を運営するSORABITOは5月13日、住友商事および伊藤忠建機から総額約9億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

SORABITOは2014年5月、建機の買取販売などに携わっていた経験のある青木隆幸氏が創業したスタートアップ。オンライン上で建設機械や重機、運搬車両など「働く機械」を売買できるプラットフォームとしてALLSTOCKERをローンチし、2015年11月には正式リリースを行った。

現在はマーケットプレイス形式の「ALLSTOCKERマーケット」とオークション形式の「ALLSTOCKERオークション」を運営。また、世界中のバイヤーのオファーを集約し買取価格を提示する相見積サービスも提供している。

マーケットプレイスは日本全国の建機レンタル会社以外にも、運営初期から海外、特に中国、台湾、ベトナムといったアジアを中心とした地域でも取引に活用されている。現在では海外向け取引の割合が約半分を占めるまでに至っているという。

SORABITOでは、既存サービスの磨き込み・普及だけでなく、建機業界の課題を先進情報技術を駆使して解決したいとしており、今年夏ごろには新サービスの展開も予定している。こうした中、「業界における確かな知見やネットワーク、強固な財務基盤を持つパートナーの存在が不可欠である」として、建機ビジネスをグローバルに展開する住友商事、1年半にわたり業務提携関係にある伊藤忠建機との連携により、世界を視野に入れた建機プラットフォームの構築を目指す構えだ。

同社では、2015年11月にGMO VenturePartnersらから約1億円を調達、2016年5月にGMO VenturePartners、グリーベンチャーズ、JA三井リース、オプトベンチャーズ、SMBC ベンチャーキャピタル、個人投資家の小泉文明氏や高野秀敏氏らから5億円を調達した。また、2018年5月にはSpiral Ventures Japanらから3.6億円を調達している。

中古建機の販売プラットフォーム「ALLSTOCKER」のSORABITOが3.6億円を調達

中古建機販売プラットフォーム「ALLSTOCKER」を運営するSORABITOは5月10日、Spiral Ventures Japanマーケットエンタープライズちばぎんキャピタルらを引受先とした第三者割当増資により、総額3.6億円を調達したことを明らかにした。

ALLSTOCKERはオンライン上で建設機械や重機、運搬車両を売買できるプラットフォームだ。初期から日本国内だけでなく東南アジアを中心にグローバルで活用され、現時点では150を超える国と地域からのアクセスがあるという。サービスの正式リリースは2015年11月。建機の買取販売などに携わっていた経験のある青木隆幸氏(SORABITO代表取締役)が立ち上げたもので、このあたりの背景などは以前TechCrunchでも詳しく紹介している。

現在はマーケットプレイス形式の「ALLSTOCKERマーケット」とオークション形式の「ALLSTOCKERオークション」を運営。軸となるALLSTOCKERマーケットでは建機を売りたいユーザーと買いたいユーザーをオンライン上でマッチングし、現在は月間で100台規模の取引数になっているという。

青木氏は以前にも日本の中古建機は品質が高く、海外で人気があるという話をしていたが、このニーズはさらに高まっているそう。そのためここ1,2年はより使いやすく、安全な取引ができるようにプロダクトやオペレーション面の改良を進めるとともに、出品数を拡大する取り組みに力を入れてきた。

直近では伊藤忠建機との提携のほか、今回の調達先でもあるマーケットエンタープライズとも中古建機・重機の買取・販売で事業提携を締結している。

「海外での成約も増え、継続的な顧客もつくようになってきた。アジアを中心とした中古建機の流通プラットフォームとして、まずは欲しいと思った建機がきちんと手に入るような環境を作っていく。並行して海外での営業も進めながら(国内外で中古建機の需要と供給をつなぐ)架け橋のような存在を目指す」(青木氏)

SORABITOでは調達した資金を通じて運営体制を強化するとともにサービスの充実を図る方針。今回リード投資家となったSpiral Venturesはアジアでも精力的に投資をしているVCで、今後は投資家のサポートも受けながらさらなる海外展開を進めるという。

なお同社は2016年5月にGMO VenturePartners、グリーベンチャーズ、JA三井リース、オプトベンチャーズ、SMBC ベンチャーキャピタル、個人投資家の小泉文明氏や高野秀敏氏らから5億円を調達。2015年11月にもGMO VenturePartnersらから約1億円を調達している。