リモートワーク時のメンバー連携を強化するクラウド社員名簿「Profiee Teams」が登場

Spreadyは9月28日、クラウド社員名簿「Profiee Teams」(プロフィー チームズ)の正式版を提供開始した。2020年7月にβ版がリリースされ、これまでに約20社が試験運用してきたサービスで、「ヒストリー」「性格診断」などから社員が自身のプロフィールを簡単作成できるほか、組織図から簡単に同じ組織内のメンバーのプロフィールを閲覧できるのが特徴だ。

自分について同僚に書いてもらう「紹介文」のほか「Q&A」や「チェックイン」といった機能もあり、普段顔を合わせない従業員ともクラウド経由での気軽な情報のやり取りが可能になる。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って各業界でリモートワークが拡がり、社内での気軽な雑談やブレインストーミングなどが自然発生しづらくなっている現在、クラウド型で常に情報が更新される社員名簿というアイデアは、スタッフ間のコミュニケーション不足を補えるかもしれない。同社では正式版提供開始を記念して、1カ月無料トライアルを受付中だ。

“知り合い紹介”で組織と人とのつながりを提供するSpreadyがベータ版公開

人と組織の新しいつながりをつくるサービス「Spready」を提供するSpreadyは3月28日、同サービスのベータ版を提供開始すると発表した。

Spreadyは、組織がもつ「人を探したい」というニーズを解決するサービスで、そのニーズに合った人物を同サービスに登録する「Spreader(スプレッダー)」という人々が紹介するサービスだ。例えば、「新規事業を立ち上げるので、当該領域に詳しい人にヒアリングしたい」などのニーズが考えられる。

個人のつながりを利用して、企業に人を紹介するという点では、TechCrunch Tokyoスタートアップバトル卒業生のSCOUTERなどにも似ている。ただ、それらのサービスと違う点は、Spreadyでは就職の斡旋はしないことだという。「転職市場の流動性が低い日本のカルチャーを変えるために本当に必要なのは、人のスキルを流動的にしていくことだと思う」とSpready代表取締役の佐古雅亮氏は話す。そのため、直接企業に就職を斡旋するのではなく、企業が必要なスキルを持つ人材と組織とのつながりを作ることで、その目標を達成したいという。

現在、同サービスに登録するSpreaderは200人を超す。ベータ版の段階では知人を紹介したSpreaderにはレベニューシェアとして金銭報酬が与えられる仕組みだが、今年5月に予定されている正式ローンチでは、金銭報酬ではなく、例えば「新しいサービスを優先的に使用できる」や「依頼した企業の社長とランチできる」などの体験型の報酬を受け取るサービスに変えていく予定だとしている。