タコベルも新メニューでBeyond Meatの代替肉を採用、Beyond株急上昇中

TacoBell(タコベル)がメニューの新しい品目にBeyond Meat(ビヨンド・ミート)の代替肉を採用するというニュースで、Beyond Meatの株価が急上昇中だ。

米国時間1月14日の朝、2022年にテストされる新メニューにBeyond Meatの代替肉を採用するとタコベルが発表した後、Beyond Meatの株価は17.13ドルから13.67%アップして142.48ドルになった

メキシカンファストフードの大手チェーンであるTacoBellは、Yum Brandsのグループ企業だが、これまでベジタリアン向けアイテムの開発を単独で行ってきた。Beyond Meatとの提携は新路線となる。

TacoBellの北米事業担当プレジデントのJulie Felss Masino(ジュリー・フェルス・マシノ)氏は2019年にCNBCの番組でこう述べている

TacoBellは、さまざまなオプションを検討してきました。Beyond MeatともImpossible Foodsとも会いました。我々のイノベーションの責任者はこの分野の全員を知っています。同時に全員が我々を知っています。ともあれ私たちが誇りに思っているのはTacoBellは57年前からベジタリアンフードを提供していることです。

結局、TacoBellは南カリフォルニアのBeyond Meatのプロダクトを最良の代替タンパク質だと決めたようだ。タコベルのグローバル最高食品イノベーション責任者であるLiz Matthews(リズ・マシューズ)氏は、「私たちは長い間、ベジタリアン分野でもリーダーでしたが、2021年は菜食主義者、野菜好きだけでなく普段肉食の人たちにも喜ばれる肉なしのメニューを増やしました」と述べた。

TacoBellの米国におけるメニューには30以上のベジタリアン向けアイテムが掲載されているが、これまで代替肉を使用したものはなかった。ライバルの多くが競って代替肉を使ったメニューを発表している中、この分野におけるTacoBellの出遅れが目立っていた。

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カテゴリー:フードテック
タグ:代替肉 / 植物由来肉TacoBellBeyond Meat

画像クレジットPatrick T. Fallon/Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook