今日(米国時間1/4)ラスベガスで行われた記者会見でNvidiaが、大成功したモバイルプロセッサK1のアップデートを発表した。そのX1と呼ばれる新機種は、64ビットのARMベースのプロセッサと、同社のMaxwellアーキテクチャによるグラフィクスチップが組み合わされている。K1はNvidiaのKeplerという古いGPU技術を使っていた。X1は256コアのMaxwll GPUと8コアの64bビットCPUの組み合わせだ。それは、同社によると、初めてのテラフロップ(teraflop)級のモバイルプロセッサだ。
前バージョンのTegra K1は、Nvidiaによると、強力なモバイルCPUと、同じく極めて強力なGPUを組み合わせた初のモバイルプロセッサだった。K1にKeplerを搭載するのにNvidiaは2年を要している。
NvidiaがX1の原型となるK1を披露したのも、ちょうど1年前のCESだった。その後K1はさまざまな製品に利用され、その中にはAcerやHPのChromebookもあった。Nvidia自身のShieldタブレットとGoogleのNexus 9も、このチップを使っている。
ShieldやNexus 9のKeplerチップはすでに、最新のゲーム専用機に近い性能に達していて、X1は同社によると、さらにその2倍以上の性能を達成しているそうだ。新しい技術も、いくつか導入されている。同社は今日の発表の席で、“Maxwellは疑問の余地なく、弊社がこれまで作ってきたGPUの中で最強だ”、と述べた。しかもX1は、前世代機に比べてエネルギー効率も良い。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))