電気歯ブラシのQuipがオーラルケア/デンタルケアの全分野に挑戦すべく$10Mを調達

ベンチャー資金が支えるがあり、ひげそりがあり、メガネもある。なら、歯ブラシがあってもいいよね。

Quipは、同社のデンタルケアビジネスのために1000万ドルを調達した。Sherpa Capital, Blue Scorpion VC, Demi Lovatoなどが主な投資家だ。

ニューヨークに拠を置く同社は、ファウンダーでCEOのSimon Eneverによると、(事業範囲は)“電気歯ブラシだけでなくもっと大きい”、と言う。Quipは、“口内の健康に関わる分野の問題を解決し現代化したい”。

Quipはいろんな方法で自社を差別化しようとしている。歯ブラシのお値段は25ドルからで、入手は会員制だ。ヘッドの交換や歯磨きの提供が、会員サービスの一環だ。

Quipには、ご自慢の歯磨きガイドがある。それは、最適のテクニックを教える。歯医者さんが喜びそうだ。また同社の歯ブラシのデザインは、ユーザーが頻繁に歯を磨きたくなる形だそうだ。

Sherpa Capitalの協同ファウンダーで専務取締役のShervin Pishevarによると、彼がQuipに投資した理由は、“オーラルケアは多様な商材商機のある大きな市場であり、Quipは歯ブラシ以外のものをいろいろ考えている”からだ。彼によると、“Quipは健康産業全体の中でももっとも重要な分野のひとつに関して消費者に前向きの行動を喚起し、誰もがデンタルケアにアクセスできるようにしている”、という。

今回得た資金は新製品開発と、同社会員を歯医者さんなどに結びつけるプラットホーム“Dental Connect”の構築に充てられる。Quipはこれまでに、少なくとも200万ドルを調達している

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Philipsの新しい〈つながった〉歯ブラシは、歯科医を想定して作られている

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先月、歯科技術のスタートアップ、ONVIがカメラ内蔵の歯ブラシを発売した。ユーザーは自分の歯がゆっくりと朽ちていく様子をアップで見ることができる。これは、幸いなことにそれとは違う。

多くの点で、Philipsの新しいスマート歯ブラシはOral-Bの製品に似ている。Sonicare FlexCare Platinum Connectedという長ったらしい名前のBluetooth対応電動歯ブラシは、使用者の歯磨き習慣を追跡し改善するために作られた。

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発売前に同社と話した時、広報担当者は「真に意味のあるイノベーション」の必要性を強調し、それは「つながった歯ブラシは誰でも作れる」からだと言い、つまるところ、今200ドルの高級な電動歯ブラシを買うような人には、一日に2回歯を磨くよう念を押す必要などないのだから、と付け加えた。

つまり、スマート歯ブラシを作るなら、スマートに作らなくてはいけない、ということだ。言い換えれば、歯ブラシを〈つなぐ〉だけのために、つながった歯ブラシを作ってはいけない。

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ここでPhilipsが強く推しているのが3Dマウスマップで、歯科医はこれを使って、ユーザーの磨き過ぎあるいは磨き足りないことによる問題を個別に指摘することができる。アプリはその情報を利用して、歯を磨く間どこに時間を費やすべきかを決める。また、決められた2分間の歯磨きが終った後、どこが抜けていたかを知らせて、時間を延長するタッチアップ機能もある。

ユーザーの動作は内蔵センサーが検知し、リアルタイムでブラッシング状況を表示する。この情報は時間と共に記録され、歯科医は次の定期検診までに対処の必要な箇所を特定できる。歯磨きの宿題のようなものだ。

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歯ブラシ自身には、3段階の強度設定、圧力センサー(強く押しつけすぎると警告する触感ブザー付き)、タイマー等が備えられている。ブラシの先端はゴム素材を使って歯と歯ぐきを保護している。そして会社の説明によると、バッテリーは最大2週間持続するとのことなので、旅行のお供にもなりそうだ。

Sonicare FlexCare Platinum Connectedは、7月から200ドルで発売される。ブラシ部分のバクテリアを消毒するUVサニタライザーとのセットも提供される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook