今日(米国時間2/5)、Twitterは上場以後、公開企業として最初の四半期決算を発表した。売上高は2億4270万ドル、1株あたり利益は0.02ドル(非GAAP)だった。1株あたり0.02ドルの赤字、2億1782万ドルの売上というのがアナリストの予測だった。
良い材料、悪い材料が混じった期待の中で時間内取引ではTwitterの株価は1%下がっただけだったが、決算が正式に発表された後、株価は急落した。
今期のTwitterが発表した月間アクティブ・ユーザーは2億4100万人、このうちモバイルのユーザーは1億8400万人だった。
Twitterにとってきわめて重要な点だが、モバイル広告が総収入の75%を占めた。Twitterのビジネスは今や完全にモバイルとなったといっていいだろう。
決算の数字としては今期の成績はきわめて良かった。損失が予想されたにもかかわらず、利益を確保したし、売上は前四半期と比較して健全な成長を示した。しかしユーザー数の伸びの鈍化は予想以上だった。時間外取引で株価が急落したのはこの点に対する懸念が原因とみられる。
もし今後Twitterのユーザー数の伸びが見込めないとなれば、売上高も、結局は利益も成長を期待できないことになる。
Twitterが上場を控えて証券取引委員化に提出したS-1申請書によれば、Twitterは今期の直近にあたる2013年の第3四半期に1億6860万ドルの売上を計上している。
Twitterはさまざまな駆け引きを駆使した結果、上場価格を26ドルとした。昨年11月の上場以来、Twitterは70ドルの高値を付けた。Facebookが上場後に値を大きく下げたのと反対にTwitterは上場後大きく値を上げた。これは投資家がTwitterの成長の可能性を高く評価したためだ。それだけに今回のユーザー数伸び悩みを示す数字は大きな影響を与えそうだ。
トップ画像: Andreas Eldh under CC BY 2.0. Via Flickr. 画像はトリミングされている。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)