ソフトバンク、コワーキングスペースのWeWorkに44億ドルを投資

コワーキングスペース運営のスタートアップ、WeWorkは、Softbank GroupおよびSoftBank Vision Fundから44億ドルの巨額投資を受けることを、つい先ほど発表した

WeWorkはわずかひと月足らず前、中国でのWeWork独立事業のために5億ドルの資金調達を発表したばかりであり、SoftBankはそこにも参加している。さらにWeWorkは、SoftBankとのジョイントベンチャーを通じて日本への進出も決まっている ―― 今回の資金提供は、コワーキング会社と日本の巨人とのすでに強固な関係をさらに深めるものになる。

提供資金の内訳は、WeWork本体への30億ドル(直接投資および既存株式の購入による)、およびWeWorkがアジア進出に伴い設立したWeWork China、WeWork Japan、およびWeWork Pacific、3社への14億ドルからなる(14億ドルにはSoftBankが以前発表したWeWork Chinaへの投資も含まれる)。

「[SoftBank CEOの]孫正義氏はビジョンのあるビジネスリーダーであり、われわれのミッションと目的に対してこうした強力な支持を得たことを光栄に思う」とWeWorkの共同ファウンダー・CEO、Adam Neumann(上の写真)が発表の中で語った。「SoftBankとVision Fundから受けるこの支援を活かし、快適な労働、生活環境を当社が提供することによって、これまで以上に多くのクリエーターにチャンスを与えられるだろう」。

現在WeWorkは、16か国160地域にわたり15万人以上のメンバーを擁している。今回の投資にともない、SoftBank GroupのRonald D. FisherとMark Schwartzの2名が取締役としてWeWorkに参加する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

WeWorkがソフトバンクと合弁会社を設立、東京初のコワーキングスペースは2018年初めに開設予定

WeWorkは日本でコワーキングスペースをローンチするための準備を着々と進めている。本日、ソフトバンクは、WeWorkとの合弁会社を設立したと発表した。ソフトバンクとWeWorkは50%ずつ出資し、WeWork Japanを設立する。

WeWork Japanは、来年初めにも東京に最初のコーワキングスペースを開設する予定だ。WeWorkはアメリカの他、アルゼンチン、中国、イスラエル、インド、ドイツなどの16ヶ国でコワーキングスペースを運営している。WeWork Japanを率いるのは、WeWorkで初のCOO(最高執行責任者)に就任したChris Hill氏だ。彼がWeWork JapanのCEOに就任する。

「これまでWeWorkとソフトバンクは、人々をつなぎ、新しいアイデアの創出とイノベーションを引き起こすパートナーシップを構築してきたという評価を得てきた企業です」とWeWorkのCEOを務めるAdam Neumann氏(上図)は声明でコメントした。「ソフトバンクは、われわれの不屈の精神と起業家精神を共有しており、この有望なコラボレーションを通じて、さまざまなイノベーティブな方法で、人々とコミュニティーにメリットをもたらすことができるでしょう」。

今月初旬、 WeWorkは7億6000万ドルの資金調達(約860億円)を実施し、評価額は200億ドル(約2.3兆円)となった。その少し前、ソフトバンクはWeWorkに3億ドルを出資していた。また、最近ソフトバンクは1000億ドルのファンドを組成したり、Uber以外の全ての配車サービス企業に出資する勢いで投資を実施したりするなど、テクノロジー業界を賑わせている。

ソフトバンクグループの代表取締役会長兼社長を務める孫正義氏はプレスリリースで以下のようにコメントは以下の通りだ。

素晴らしいビジョンを持つAdamと優秀なWeWorkのチームは、最新テクノロジーを活用した科学的なアプローチで従来のワークスタイルの概念を覆し、世界中の次世代のクリエイターに無限の可能性を広げてきました。私たちは日本の人々にも、より多くの可能性の場を提供していきたいと考えています。

[原文]

(翻訳:NOZOMI OKUMA)

コワーキングスペースWeWorkが日本上陸間近、最新の調達ラウンドで企業評価は2.3兆円に

しばらく前からニューヨーク発のコワーキングスペース「WeWork」が日本に上陸するという噂が流れていたが、間もなくそれが実現するようだ。

Bloombergが報じたところによると、WeWorkは三菱地所をはじめ複数の不動産会社と話をしていて、2018年末までに10〜20箇所のコワーキングスペースを開設する予定だという。場所は六本木、丸の内、渋谷などを検討しているそうだ。

7月21日には共同創業者ミゲル・マッケルヴィー氏が来日し、「タブロイド東京」でイベントを開催する予定だ。このイベントでWeWorkの正式な日本ローンチを発表するということなのかもしれない。

2017年7月10日のForbesの報道によると、WeWorkはシリーズGラウンドで新たに総額7億6000万ドル(約860億円)を調達した。会社のバリュエーションは200億ドル(約2.3兆円)だ。引受先は明らかになっていない。

CrunchBaseのデータをみると、WeWorkは2010年の創業から11回の調達ラウンドを経て、総額44億5000万ドルを調達している。ソフトバンクも2017年2月に総額30億ドルを出資した。

ニューヨーク発のWeWorkは現在は15カ国49都市で149箇所のコワーキングスペースを運営している。WeWorkのメンバーは12万人以上いるという。