Parrotのアンリ・セドゥー、スターウォーズのXウィングそっくりのドローンを公開

2016-08-31-parrot-xwing

フランスの有力ドローン・メーカーParrotのCEO、アンリ・セドゥはパリで開催されたプレスカンファレンスで新しいミニドローンを数種を発表した。Parrotの新製品の中には通常のクワドコプターとは異なった新種が含まれている。これはクワドコプターと固定翼の「いいとこどり」を狙ったものだ。

Parrot Swingは通常のクワドコプター同様、垂直に離陸するが、ジョイスティックを前に倒する空中で姿勢を変え、ポリスチレンの翼を固定翼機のように使って飛行し始める。固定翼機モードで飛行しているときにはスターウォーズ・シリーズで有名なXウィングそっくりだ。 私が聞いたところではParrot内での開発コードネームもWing-Xだったという。

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セドゥはSwingドローンは「庭で操縦するホビー用」だとしたが、同時に従来のクワドコプター式ドローンよりはるかに操縦しやすく、飛行も安定していると述べた。「私にさえ操縦できる。私の運動神経といえば自転車には乗れるがローラーブレードも無理なくらいだ」ということだ。

SwingはBluetoothを内蔵しており、 操縦用ゲームパッドが同梱される。高度90mでもBluetoothは作動するという。

「このドローンを飛ばすのは普通のクワドコプターよりずっと面白い。想像力に訴えるものがある」とセドゥーは述べた。

Swingの開発にあたって多数の特許が取得されている。もっともセドゥは「コピーするライバルがたくさん出てくるだろう」とジョークを飛ばしていた。Swingの価格は139ユーロ(16000円)だという。

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プレスカンファレンスでParrotはMamboというもっと伝統的なクワドコプター方式のドローンも発表した。このドローンはモジュールを簡単に取り付けて機能を拡張できる。エアソフトガンを取り付れば「ミニ戦闘ヘリ」にできる。小さいプライヤーを取り付けることもできる。「ジョークマシンだ」とセドゥは説明した。この2つの付属品込みでMamboは119ユーロ(13600円)程度だ。

Parrotは新しいドローンに多数のセンサーを内蔵させている。加速度計、超音波センサー、圧力センサー等々だ。これらのドローンは9月中に出荷されるという。

〔日本版〕Parrotの共同ファウンダー、CEOのアンリ・セドゥ(Henri Seydoux)はフランスで非常に有名な起業家。007/スペクターで話題になった女優、レア・セドゥの父であり、大手映画チェーン、パテのオーナー、ジェローム・セドゥの息子。また石油採掘機器のトップ企業、シュルンベルジェの共同ファウンダー、マルセル・シュルンベルジェが母方の曽祖父という。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Parrotのアンリ・セドゥー、スターウォーズのXウィングそっくりのドローンを公開

2016-08-31-parrot-xwing

フランスの有力ドローン・メーカーParrotのCEO、アンリ・セドゥはパリで開催されたプレスカンファレンスで新しいミニドローンを数種を発表した。Parrotの新製品の中には通常のクワドコプターとは異なった新種が含まれている。これはクワドコプターと固定翼の「いいとこどり」を狙ったものだ。

Parrot Swingは通常のクワドコプター同様、垂直に離陸するが、ジョイスティックを前に倒する空中で姿勢を変え、ポリスチレンの翼を固定翼機のように使って飛行し始める。固定翼機モードで飛行しているときにはスターウォーズ・シリーズで有名なXウィングそっくりだ。 私が聞いたところではParrot内での開発コードネームもWing-Xだったという。

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セドゥはSwingドローンは「庭で操縦するホビー用」だとしたが、同時に従来のクワドコプター式ドローンよりはるかに操縦しやすく、飛行も安定していると述べた。「私にさえ操縦できる。私の運動神経といえば自転車には乗れるがローラーブレードも無理なくらいだ」ということだ。

SwingはBluetoothを内蔵しており、 操縦用ゲームパッドが同梱される。高度90mでもBluetoothは作動するという。

「このドローンを飛ばすのは普通のクワドコプターよりずっと面白い。想像力に訴えるものがある」とセドゥーは述べた。

Swingの開発にあたって多数の特許が取得されている。もっともセドゥは「コピーするライバルがたくさん出てくるだろう」とジョークを飛ばしていた。Swingの価格は139ユーロ(16000円)だという。

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プレスカンファレンスでParrotはMamboというもっと伝統的なクワドコプター方式のドローンも発表した。このドローンはモジュールを簡単に取り付けて機能を拡張できる。エアソフトガンを取り付れば「ミニ戦闘ヘリ」にできる。小さいプライヤーを取り付けることもできる。「ジョークマシンだ」とセドゥは説明した。この2つの付属品込みでMamboは119ユーロ(13600円)程度だ。

Parrotは新しいドローンに多数のセンサーを内蔵させている。加速度計、超音波センサー、圧力センサー等々だ。これらのドローンは9月中に出荷されるという。

〔日本版〕Parrotの共同ファウンダー、CEOのアンリ・セドゥ(Henri Seydoux)はフランスで非常に有名な起業家。007/スペクターで話題になった女優、レア・セドゥの父であり、大手映画チェーン、パテのオーナー、ジェローム・セドゥの息子。また石油採掘機器のトップ企業、シュルンベルジェの共同ファウンダー、マルセル・シュルンベルジェが母方の曽祖父という。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

イーロン・マスク、再利用可能な衛星打ち上げロケットを操縦するX-Wingの実験開始

イーロン・マスクは人類を宇宙に送り出し新たな進化を始めさせるために未来から送り込まれてきたタイムトラベラーかもしれない。

テスラ・モーターズのCEOにして民間宇宙企業の先頭ランナー、SpaceXのファウンダーは新たな"X-Wing"スタイルのロケットの飛行コントロール技術のテストを始めたことをTwitterで報告している。 この格子状の翼はロケットが衛星軌道上に人員や荷物を運んだ後、機体を地上基地に帰還させ、再利用することを可能にするという。

マスクのツイートによると、SpaceXが着陸する基地というのは海洋上に浮かべた自動操縦のドローン艀で、「嵐の際でも3m以内の誤差で正確に位置を保つ」という。

SpaceXの再利用ロケット計画の実験には失敗もあった。8月のテキサスでの打ち上げは爆発に終わった。死傷者はいっさい出なかったものの、マスクは「ロケットというものは難しい」と語った。その前に行われた海上への着水は成功している。Space X Falcon 9ブースター・ロケットは降下中にエンジンを再点火し、着陸脚を展開し、「ほぼ速度ゼロ」でタッチダウンすることができた。

今回発表された翼は大気圏内での運動を用意するためのもので、それぞれの翼は独立して動き、ブースターの姿勢、速度、方向をコントロールする。上昇中は機体内に格納されているので、余分な抵抗は生じない。着陸基地としてドローン艀を使うのは、万一ブースターの操縦に問題が生じても、地上に被害が及ばないないようにするためだという。

ともあれイーロン・マスクのやることは何でも桁外れだ。そうかと思うと、このX-Wingロケットのツイートの直前にはこんな「ヒヒの赤ちゃん」の写真をRTしている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+