Googleトレンドに「月刊トップチャート」が登場―急上昇キーワードのビジュアルなアニメ速報も

毎年Googleは各ジャンルの年間トップ検索キーワードをZeitgeistとして発表しているが、今回、トップチャートとして月間のトップ検索キーワードをまとめたページがGoogleトレンドの新しいセクションとして公開された。 この順位はGoogleの知識グラフが利用されており、キーワードの単なる検索回数という以上に一般ユーザーの関心を的確に集約したものとなっているということだ。

チャートは、ミュージシャン、俳優、テレビ番組、動物、薬、ウィスキーなど多様なジャンルが網羅されている。メインのページには相対的な関心の度合いを表す棒グラフと上昇中か下降中か表す矢印つきで表示される。現在トップチャートには40のセクションが用意されている。

さらにGoogleはクールな全画面アニメ方式のホットな検索キーワードページを発表した。カラフルな背景に大きな文字でその瞬間にもっとも人気のあるキーワードが表示される。対象となる国を選ぶこともできる〔上のスクリーンショットは日本のもの。キーワードをクリックするとメインのGoogle検索結果ページにジャンプする。たとえば『ポテトスナック』をクリックすると「販売終了を惜しむ声」というニュースが表示される〕。また左上の格子型のアイコンをクリックすると最大25件までのキーワードを同時に見ることができる。

Googleトレンドのトップページは左サイドバーにこれらのセクションへのリンクが表示され、右側メイン・ページには急上昇キーワードが詳しくリストされる。従来とくらべてさほど大きく変わったわけではないが、UIデザインが見やすくなり、更新も速くなったようだ。メディアや広告関係者のように現在どんな現象が一般の関心を集めているのかをリアルタイムで知りたいユーザーには大いに助けになるだろう。もちろん単なる好奇心から覗いても面白い。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+