この時期、子供たちは誰もがサンタのソリやトナカイの光る鼻の姿を探して空を見上げていることだろう。しかし、そうやってサンタを探すのは時代遅れのようだ。サンタトラッカーの年一回のアップグレード時期が来た。今日、 MicrosoftはNORADとのサンタトラッカーをローンチした。Googleもサンタトラッカーのサイトをローンチしている。
Googleのサイトでは、カスタマイズできる地図のインタフェースを提供し、サンタの現在位置やユーザーの自宅までの距離、これまで届けたプレゼントの数などを見ることができる。さらに、クリスマス仕様のゲーム「Code Boogie」を提供する。このゲームでプログラミングの基礎や他のことも学ぶことができる。
ゲーム内で、エルフの妖精に「左矢印」や「右矢印」を画面にドラッグして組み合わせ、ダンスを作ることができる。このゲームには2モードある。先生の動きを真似するモードと自分のオリジナルダンスを作るモードだ。このモードでは、ジャンプ、スプリット、ヒップシェイクなどの動きを「プログラム」してエルフがダンスする。
また、サンタトラッカーのサイトでは、「Present Drop」などのオンラインゲームを楽しめる。世界のクリスマスの伝統の学べる教育向けセクションでは、ホリデーで良く使わる言葉、例えば「サンタクロース」やホリデーの挨拶、サンタの笑い声を他の言語で聞くことができる。Google Mapsのインターフェイス では、サンタアイコンを追加するカスタマイズができたり、他の機能やゲームも満載だ。
いつも通り、子供たちにとってGoogleのサンタサイトは魅力的だ。彼らがコンピューター画面にへばり付いている間、クリスマス直前までプレゼントのラッピングに勤しむことができるだろう。望むのなら、GoogleのサンタトラッカーはAndroidのモバイルアプリとChromeのエクステンションでも利用可能だ。
一方、Microsoftも自社のサンタトラッカーをアップグレードした。Bing、Windows Maps、Microsoft EdgeとCortanaの一連のMicrosoftのツールに統合されている。
Microsoftは、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)とパートナーを組んで、3年連続で、NORADのサンタトラックウェブサイトを提供している。
今年のサイトにはWindows 10デバイスやMicrosoft Edgeのウェブブラウザーで遊べるホリデー仕様の塗り絵、サンタが訪れる町のカルーセル画像、Windows Mapsとのインテグレーション、ゲーム、クリスマス音楽、映画、教育コンテンツなどを提供している。その1つ「Operation Goodwill」では、ホリデーの助け合いの精神に則り、ウェブサイト訪問者と助けが要る人や軍の家族とつなぐ。
NORADのサンタトラッカーのiOSアプリとAndroidとWindows 10ではライブでサンタをトラックする。
Microsoftの体験の最も良い点はCortanaと統合したことだ。Windows 10、iOS、AndroidのCortanaで「サンタはどこ?」と聞くと、Microsoftのバーチャルアシスタント上にサンタが現れ、どこにいるかを教えてくれる。Cortanaは、サンタの位置情報を今日から自動更新する。
Cortanaにサンタトラッカーの機能を加えたのは素晴らしいアイディアだ。AppleのSiriにはこの重要な機会を逸している。同じようにAppleのホームボタン長押しでiPhoneに「サンタはどこ?」と聞いてみた。Siriは、「心の中にいます。北極にもいます。だいたいいつも北極にいますね」と答えた。
確かに、その通りです。でも、もう遊び心がほしかった。
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