「ニュース共同作業」プラットフォームのCronycle、260万ドルを調達

cronycle

もしあなたが複数のアプリ、ニュースソース、ソーシャルメディア、プラットフォームをひっきりなしに切り替えて、自分のセクターに関連する重要なトピックスを常に探しているアナリストあるいはビジネスマンであるなら、それが時間のかかる、うんざりするような作業であることはご存知だろう。さらに、押し寄せてくる情報すべてについてチームと共同作業する必要があるとしたら、Slackなどにコピー&ペーストしていないだろうか? 実に非効率的だ。

英国に拠点を置くCronycleは、ユーザーがTwitterやRSSフィードの記事を絞り込んで特に興味深いコンテンツを探し出し、単一プラットフォームへのキュレーションを行えるようにするスタートアップだ。ほかにも数多のスタートアップがこれに挑戦し、消費者向けにはFlipboard、Feedly、Tweetdeck、Zyte、Evernoteなどがあり、共同作業用を含めればさらに山ほど存在する。したがって、これはおそらく「ニュース用Slack」のようなものと考えられるだろう。

Cronycleは、多くのチームが待ち望む企業向けプラットフォームを作り出すためにシリーズAラウンドでAndurance Venturesから260万ドルを調達した。同社はすでにシードラウンドで250万ドルを調達している。また、iOS向けおよびAndroid向けのアプリのローンチも発表した。

Cronycleは、マインドマッピングやブレインストーミングの時代に戻ろうとしている。チームは記事を追加し、コメントし、プラットフォームを離れることなく記事内の特定の情報を強調することができる。現在は、フリーミアムモデルを適用しており、2人目以降のユーザーには費用が発生する。

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(翻訳:Nakabayashi)

投稿者:

TechCrunch Japan

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