「CASH」運営のバンクが売買価格比較サイト「ヒカカク!」へ出資、サービス連携へ

バンク代表取締役兼CEOの光本勇介氏(左)とジラフ代表取締役社長の麻生輝明氏(右)

サービス再開、そして約2時間で1000万円のキャッシュ化完了と、何かと話題を振りまいている買取アプリ「CASH」。その運営元のバンクは8月25日、買取価格比較サイト「ヒカカク!」運営のジラフへ出資したことを明らかにした。金額は非公開だが数百万円程度。ジラフは今回のラウンドで数千万円規模の調達を目指す。

ヒカカク!は2014年9月スタートの二次流通品の買取価格比較サイト。スマートフォンやカメラ、ゲームソフトなどの買取価格を比較・検索することができる。現在、月間利用者数は120万人を突破。買取商品数は90万件以上、買取口コミ数は1.5万件以上の日本最大級の買取比較サービスとなっている。ジラフによると、月間流通総額(見積もりから推定成約率を加味した金額。見積もり自体はもっと大きい規模で行われているとのこと)も1億円を超えているという。

今後はヒカカク!が持つ各種二次流通企業の買取価格データをCASHの査定などに活用していくほか、CASHとヒカカク!の連携、協業を進めていくとしている。現在CASHでキャッシュ化(買取)に対応するのはファッションアイテムが中心だが、今後は他ジャンルに拡大する際、ヒカカク!の持つ買取価格データは査定額の算定などにも影響する貴重なデータになるだろう。なおこの発表に先かげて、オークション売買価格データを持つオークファンがバンクとの提携を発表している

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TechCrunch Japan

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