いよいよ収益化へ:Facebookのエミリー・ホワイト、Instagramの事業運営責任者に就任。第2のサンドバーグになるか?

Instagramが事業運営責任者を雇った。これは巨大スケールの写真共有アプリを収益化し、ブランド提携による無限の可能性を拡大するための第一歩だろう。Facebookのモバイル提携担当ディレクター、Emily Whiteは、2月にユーザー数1億人を突破した20名足らずのチームに内部異動する。

Emily White自身がInstagramで就任を発表している。

ある筋が「実に行動的な人物」と呼ぶWhiteは、Goolgeの早期メンバーで、従業員わずか200名の時に入社し、2万2000人の時に退社した。Googleでは、AdWordsの開発などを手がけた。Whiteは2010年2月にFacebookに入社、ローカルおよびモバイルのディレクターを務めた。できるだけ多くのデバイスにFacebookを載せることに集中しその数は2500機種に上った。ヨガウェア最大手のLululemonの取締役を兼務している。

Sheryl Sandbergの弟子ともいえるWhiteは、若きInstagramチームを率いる、最初の著名で経験豊かな指導者となる。実際Whiteは写真アプリのShryl Sandbergになるかもしれない。Instagramの活用しきれていない人気を、ユーザー体験を大きく損うことなく本格的収入源へと変えることが彼女の使命だ。共同ファウンダーのKevin SystromとMike Kriegerは、事業運営をWhiteに任せることによって、モバイルおよびウェブの開発に専念できるだろう。

「Emily WhiteをInstagramチームに迎えたことを嬉しく思う。1億人を超えるアクティブユーザーをサポートするわが社の事業を今後もスケーリングしていくために、パートナー作りと事業運営に関する彼女の経験は、今後の成功の鍵を握っている」とWhiteの就任にあたってSystromは言った。

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(翻訳:Nob Takahashi)


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TechCrunch Japan

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