アクションカメラのGoProがなぜ?最大200ルーメンで防水仕様のライト「Zeus Mini」を発売

GoProは5月20日、個人用の照明という競争が熾烈な業界に参入した。GoPro Zeus Miniだ。小気味いい小さなライトのようだが、アクションカメラ企業が発売するものとしては興味深いプロダクトだ。

防水仕様のZeus Miniの価格は69.99ドル(約7500円)で、磁力スプリングクリップが付いてくる。ライトはGoProの全マウントで使える。Zeus Miniで最も優れているのは多機能なマウントかもしれない。このライトはGoProの製品に投資した人にとっては納得のいくものだ。すでにGoProのマウントを自転車に設置しているなら、そこにカメラもしくはライトを取り付けられる。

照明マーケットの競争は激しさを増す一方だ。過去数年で、Subreddit(サブレディット、ニュースサイトRedditで特定のトピックの議論を目的とするサブフォーラム)、フォーラム、ファンサイトが立ち上がり、そこでは人々が、Fenix、Nitecore、Sofirn、Olightといったブランドからの最新プロダクトについてあれこれ意見を交わしている。筆者のような素人にとってはZeus Miniはそうしたブランドのベストな製品と同レベルのように見える。

Zeusの明るさは4段階で調整でき、最大200ルーメンで照らす。ライトに詳しい人なら「200ルーメンというのはOKだが、でもすごいいいというわけではない」と即座に指摘するだろう。ライトで重要なのは明るさのレンジと照らす範囲だ。直接目にしたわけではないが、GoProのプロダクトなので防水仕様でコンパクト、そして頑丈なように見える。

GoProの株価は上昇中で、2020年における最高値を更新した。この記事執筆時点で、3%増の1株あたり4.14ドル(約445円)で取引されている。同社は新型コロナウイルス(COVID-19)の打撃から立ち直りつつある。しかし株価は過去52週間の最高値7.33ドル(約789円)のおおよそ半分だ。

GoProのマウントで使える似たようなライトを提供している他社をGoProは後追いしている。他社のライトはさまざまなオンライン小売で入手でき、かなり明るいものもあれば、安価なものもある。

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi