アップルがカナダにてマップのデータ収集を開始

Apple(アップル)はカナダにおけるマップ(Apple Maps)の計画を、ウェブサイトや新聞にて発表した。同社の計画は、カナダにてマップを改良するために、大量のセンサーを搭載した車両を国内にて走行させることだ。

アップルはカナダでのこの計画がいつデータをスキャンし、処理し終わるのかを明らかにしていない。カナダに住んでいるのなら、変更に気づくまでに数カ月かかるかもしれない。

昨年、アップルはマップを一から再構築中だと発表した。アメリカの一部では、より詳細が書き加えられ、歩道や緑地がわかりやすくなり、建物の形状が正確になるなどの改良に気づくだろう。

アップルの車両にはGPSだけでなく、4個のLiDARと8個のカメラが搭載され、高解像度画像を撮影する。現在、アップルはデータのクオリテイの改善が全てだと表明している。しかし、同社はこのデータを活用し、Google ストリートビューの競合サービスや、サイクリングの道案内、AR(拡張現実)を利用したターンバイターンのナビゲーションをローンチするかもしれない。

実際に車を走らせるので、マップの新バージョンを世間に知られずに開発するのは難しい。アップルが来週開催するWWDCのキーノートでどんな新機能を発表するのか、見守ることにしよう。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter