Apple(アップル)は、保証期間外のiPhoneの修理を容易にする新しいプログラムを発表した。Appleの正規サービスプロバイダに加えて、外部のサードパーティー修理業者も公式の修理部品やツールを利用できるようになる。
現在、iPhoneの画面や他の部分が壊れた時には3つの選択肢がある。たとえばApple直営店に行って、Appleの従業員にiPhoneを預ける。あるいは正規店(米国ならBest Buy店舗など)にいけば、iPhoneはApple認定の技術者によって修理される。または、普通の修理店にいくこともできる。
正規サービスプロバイダは、もちろん公式の部品やツールにアクセスできる。またiPhoneが保証期間内であれば無料で修理が受けられ、Appleは正規の修理店に修理代金を支払う。
しかし今日までは、正規の修理店でなければ正規の部品は手に入らなかった。これにより、公式パーツと同等に動作しない部品が使われ、さまざまな状況が発生する可能性があった。
しかし本日から米国内の修理店は、新しい修理プログラムにアクセスするための無料のオンライン認定を受けることができる。そして認定されれば、純正部品や工具を購入できる。また、認定修理ショップと同じ修理マニュアルおよび診断にアクセスできる。
Appleは、この新しいプログラムを今後さらに多くの国に拡大するつもりだ。同社はすでに北米、欧州、アジアの20店舗で、このプログラムのテストを進めている。
これは全体的な修理の品質を向上させることから、消費者にとっては素晴らしいニュースだ。Appleは基本的に、公式パーツを入手するための障壁を低くすることになる。
デバイスが確実に純正部品を使用して修理されている、あるいはまだ保証期間内の場合には、正規の修理店またはApple直営店にいくのがベストだ。サードパーティーの修理業者が、本物の部品を使っているかどうかを判断するのは難しい。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)