アップルが保護マスクを2000万枚以上調達、フェイスシールドの生産と出荷も開始

新型コロナ感染拡大を防ぐための個人防護具を医療従事者などに提供するためにサプライチェーン、従業員、パートナーらの総力を結集しているApple(アップル)は、2000万個以上のマスクを調達し、現在フェイスシールドの生産と出荷を進めている。CEOのTim Cook(ティム・クック)氏が声明で語った

アップルは世界中の新型コロナとの戦いを支援することに全力を注いでいる。このほど当社のサプライチェーンを通じて2000万枚以上のマスクを調達した。さらにわれわれの設計、技術、運用、パッケージの各部門がサプライヤーと協力して、医療従事者向けフェイスシールドの生産と出荷を行っている。

同社は世界各国の政府と話し合って、保有するマスクを最も必要としている場所に配布しようとしている。

なお、Appleのフェイスシールドが最初に配布されたのは、カリフォルニア州サンタクララ、シリコンバレーのカイザー病院で、先週始めに届けられたとCook氏は語った。

Cook氏によると、フェイスシールドは平たく梱包され100個入りの箱で出荷される。2分以内に組み立てられサイズは調整可能。Appleは今週中に100万個を出荷予定であり、その後も毎週100万個を追加し、最終的には米国以外にも配布することを目標としている。

「これはAppleにとって愛と感謝を込めた行為であり、今後われわれの努力の成果をさらに広く届けていきたい」とCook氏は言った。

今回のAppleの行動は、3Dプリンティングのスタートアップやメーカー数社がすでに行っている取組みに続くものだ。

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カナダでは、子供向けの科学機器の開発を行っていたINKSmith(インクスミス)というスタートアップが、フェイスシールドの製造に転換し、需要に応えるために100人の新規従業員を雇用する。

「短期的には、州内の需要に応えられるよう規模を拡大するつもりだ。その後、カナダ全土の需要に応える」とINKSmithのCEOであるJeremy Hedges(ジェレミー・ヘッジス)氏がカナダの、ニュース機関、Global Newsで語った。

3Dプリンティング会社では、マサチューセッツ州拠点のMarkforged(マークフォージド)とFormlabs(フォームラブズ)、ニューヨーク州ブルックリンのVoodoo Manufacturing (ヴゥードゥー・マニュファクチャリング)などが米国でフェイスシールドなどの個人防護具を製造している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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