アップルイベントで発表されたサービスをまとめてみた

先週はApple(アップル)からiPad、iMac、AirPodなど新しいハードウェアが続けざまに登場した。しかしAppleにはさらに発表すべきプロダクトがあった。

米国時間3月25日、Apple本社のスティーブ・ジョブズ・シアターで開催された2時間のプレスイベントで、同社は多数のサービス、アプリを披露した。特に力を入れていたのがメディアのサブスクリプションサービスだ。生中継を見逃した人のために、イベントのハイライトをまとめたので参考にしていただきたい。

AppleTV+
Appleは広告なしのサブスクリプションによるビデオサービスを開発中だ。オリジナルコンテンツの製作には、オプラ・ウィンフリーからスティーブン・スピルバーグ、J.J.エイブラムス、ジェニファー・アニストン、リーズ・ウィザースプーン、ジェイソン・モモア、クマイル・ナンジアニ、オクタビア・スペンサー、ロン・ハワード、M. ナイト・シャマラン、ソフィア・コッポラ、 デイミアン・チャゼルまで大勢のセレブが参加している。

新しいApple TVアプリではHBO、Showtime、Stars、CBS All Accessなど他社のストリーミングも簡単にサブスクリプションできる。新しいApple TVはiOS、macOSをサポートするが、各種スマートTVにも拡張される予定だ(サムスンが最初で、ソニー、LG、Vizioなどが続く)。Roku、Amazon Fire TVなどのハードでも利用できるようになる。料金などの詳細はイベントでは明らかにされなかった。

Apple News+
Apple Newsもリニューアルされた。これにはApple News+と呼ばれるサブスクリプションサービスが含まれる。当面は北米対象で利用料金は月額9.99ドルだ。ユーザーは300種類以上のニュースメディアの記事(過去記事も含む)にアクセスできる。People、Vogue、Wall Street Journal、Rolling Stone、Wiredのデジタル版のサブスクリプションもできる。TechCrunchの有料デジタル版ニュース、Extra Crunch!の購読もどうぞ。

Apple Arcade
広告なしの使い放題式クラウドゲームサービスが発表された。このプラットフォームはiOS、macOS、tvOSをサポートする。スタート時点でディスニー、コナミ、レゴなどの100種類以上のタイトルがプレイできる。この秋から150の地域で運用が開始される。料金プランは明らかにされなかった。

Appleクレジットカード
Appleはクレジットカードの発行を準備している。スマートフォンアプリのバーチャル版カードに加えて通常の物理的カードも用意される。年会費、遅延手数料などはない。物理的カードにはカード番号、有効期限、サイン、裏面のセキュリティー用のCVV番号などの情報は一切記載されない。マーチャントがこうした情報を必要とするときはWalletを作動させればいい。これは1回ごとに使い捨てのセキュリティーキーを生成する。われわれの同僚であるZack Whittakerによれば、これによりカード情報を窃取するのは非常に難しくなっているという。カスタマーサポートはアプリ内からチャットで実行される。運用開始はこの夏。

公共交通機関向けApple Pay
今年後半にApple Payが一部のアメリカの都市の公共交通機関で利用できるようになる。まずポートランド、シカゴ、ニューヨークに導入されるという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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