インド・バンガロールのGoogle社員の新型コロナ陽性が判明

Googleは米国時間3月12日、同社のインド・バンガロール支社の社員が新型コロナウィルス(COVID-19)検査で陽性反応だったことを発表した。同社は同じオフィスで働く全従業員に対して、警戒のために在宅勤務するよう要請した。

「バンガロールオフィスの社員1が新型コロナウイルスに感染していることを確認した。本人はバンガロールの当社オフィスに症状が出る数時間前まで勤務していた」と広報担当者が声明で話し、当該社員と濃厚接触のあった社員には自らを隔離するよう依頼したことを付け加えた。

TechCrunchが入手した社内メールで、Googleのエンジニアリング担当ディレクターであるAnand Rangarajan(アナンド・ランカラジャン)氏は「当該社員は海外渡航した後にウィルスに感染した」と語った。

最近Googleは、北米、欧州、その他いくつかの地域で社員に在宅勤務を要請した。しかし、アジア諸国の従業員および請負業者には同様の対応が実施されていなかった。

インドのいくつかのスタートアップは、より先を見越した手段を講じている。同国最大の株式仲買業者でバンガロール拠点のZerodhaは3月12日に全社員に在宅勤務を命じた。

バンガロール拠点で小規模商店を支援するInstamojo、教育系スタートアップのUnacademy、モビリティー関連のBounce、リクルーティングのスタートアップのSpringworks、ソーシャルコマース系スタートアップのMeeshoも同様の方針を実施している。

現在までにインドでは74の新型コロナウイルス感染者が報告されており、先週から40人ほど増えた。新型感染症への注意を喚起するために、同国の通信事業者は、通話の前にユーザーに注意を促すメッセージを挿入している。3月11日にインドは、ウィルス感染のある国への渡航許可を大部分停止した。

3月12日にインドの株式市場は下げ相場に突入し、すでに停滞している同国経済の近い将来の展望への懸念を増加させた。NIFTY 50指数は8.3%減の9590.15ポイントで最近2年半で最低の終値だった。Sensexは8%下落し、3万2778.14ポイントという2年近くぶりの安値だった。

インドの株式指数がここまで暴落したのは、2008年の世界経済危機以来だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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