エンジニア版NewsPicks目指す「AnyPicks」が1200万円を調達

エンジニア向けの情報共有コミュニティ「AnyPicks」を展開するロケッタは5月9日、複数の投資家より1200万円の資金調達を実施したことを明らかにした。

今回同社に出資したのは、nanapiの創業者で現在はアルの代表取締役を務める古川健介氏など6名の個人投資家とプログラマー起業家ファンドのMIRAISE。ロケッタでは調達した資金を活用してプロダクトの開発体制を強化する。投資家陣は以下の通り。

  • MIRAISE
  • 古川健介氏
  • 和田修一氏
  • 柄沢聡太郎氏
  • 高野秀敏氏
  • 樫田光氏
  • 梶原大輔氏

ロケッタが2018年12月にローンチしたAnyPicksはエンジニア向けのソーシャルメディアだ。各ユーザーは気になったテクノロジー関連のニュースを自身のコメントと共に共有(ピック)したり、他のユーザーをフォローすることで最新の情報や有益な見解をチェックすることができる。

機能面などを踏まえると「エンジニア版のNewsPicks」と言えるサービスで、代表取締役の清水風音氏も自身のnoteで「ギークのためのNewsPicksを作りたい」と書いている。エンジニア向けの情報収集サービスとしては「TechFeed」などもあるが、エンジニアによるコメントを軸としたテックコミュニティを目指している点がAnyPicksの特徴になりそうだ。

冒頭でも触れた通り、今後ロケッタでは調達した資金を用いて開発体制を強化するほか、テクノロジー有識者のピッカー採用なども予定しているという。

左からロケッタ共同創業者の鳴瀬涼氏、代表取締役の清水風音氏

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。