この週末、合衆国大統領は音楽ストリーミング・サービスのユーザーであることを明らかにした。ホワイトハウスはオバマ大統領本人が選んだという2種類のプレイリストを公開した。
そのプレイリストはどのサービスのものだっただろうか? Appleミュージック?
ノー。
Tidal?
でもなかった。
「大統領のこの夏のプレイリスト」は2種類あり、ひとつは昼、もうひとつは夜 のバージョンだ。サービスは他ならぬSpotifyだった。
.@POTUS Welcome to Spotify, Mr. President 🇺🇸
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(@Spotify) August 14, 2015
この発表は大統領がマサチューセッツ州マーサズ・ビンヤード島での恒例の夏休みを取っている間に行われた。ホワイトハウスの広報スタッフは、選曲をリラックスした(フローレンス・アンド・ザ・マシーンの曲が入っている)安全な曲(ダイ・アントワードは入っていない)にするよう気を配ったようだ。おかげで世界の人々はアメリカの大統領が世間から隔絶した1200万ドルの豪邸でどんな音楽を聞いてつかのまの休暇を楽しんでいるのか知ることができるようになった。
プレイリストの内容だが、のんびりした夏休みのお供としてはなかなかよく考えられている。もっとも私としては自由世界の指導者ともあろうものが貴重な休息時間にザ・ルミニアーズやジャスティン・ティンバーレイクのPusher Love Girlなどを聞いているなどとは信じたくない。しかしそれを除けば、ジョニ・ミッチェル、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、ジョン・コルトレーンなどの名曲ぞろいだ。
オバマ大統領はTidalのプレイリストは公開しなかったが、ビヨンセの曲は入れている。さてオバマ大統領もストリーミングのユーザーに加わったわけだが、ストリーミングに断固反対しているニール・ヤングはどう考えただろう?
PonoMusicはお気の毒。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)