オンデマンド型シャトルサービスを展開のNearMeが5億円を調達、今後は空港シャトルなどの新規路線開拓を進める

同名のタクシー相乗りサービスから事業を開始し、現在は空港からオンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」を中心に事業を展開してるNearMe(ニアミー)が総額5億円の資金調達を発表した。

第三者割当増資による調達で、引受先はニッセイ・キャピタル、JA三井リース、DBJキャピタルなど。同社はこれにより、シリーズAの資金調達を完了。約1年前のプレシリーズAラウンドで調達した3億円と合わせると調達総額は8億円ととなる。なお、同社はニッセイ・キャピタルのアクセラレーションプログラムの1期採択企業でもある。また、今回の調達で新規投資家として加わるJA三井リースは、今後ファイナンス機能や営業ネットワークの提供などで同社と連携を進めていきたいとしている。

今回調達した資金は、新型コロナウイルスの感染蔓延によって密を避ける需要が高まっている中、スマートシャトル事業の新規路線立ち上げや人材採用、事業基盤の整備、事業会社との連携、提供サービスの認知向上などに充てられる。

同社が昨年からサービスを開始している空港版のオンデマンド型シャトルサービスnearMe.Airportは現在、羽田空港、成田空港と都内15区内、那覇空港と那覇市内の指定区域内のオンデマンド配送を実施ている。今後は、新型コロナウイルスの感染蔓延のwithコロナ時代に、既存の公共交通機関を補完する新たな移動サービスとして、他空港への展開を含めてスマートシャトル事業を拡大する計画だ。すでに通勤者を対象にしたnearMe.Commuteのほか、貸し切り送迎シャトルのnearMe.Limo、ゴルフシャトルのnearMe.Golfなどのサービスも展開中だ。

シャトルサービスのメリットは、相乗りながらも事前に同乗者を特定できるほか、10人未満の特定多数なので換気や消毒などの対策がきめ細かく実施できる点。決済は事前で利用者に支払いの手間はなく、企業側や依頼側では同じ方面から会社やゴルフ場を目指して来る利用者をまとめてピックアップ・移送できるため、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生をいち早く共有でき、感染対策を施せる。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:NearMe、新型コロナウィルス、オンデマンド交通

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TechCrunch Japan

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