クラウド上のストレージとデータバックアップサービスを提供しているIDriveが今日(米国時間1/9)、新たに長期のアーカイブサービスを立ち上げ、それにはユーザがデータを物理ドライブで送ることができる、と発表した。
その新サービスの名前はIDrive Safeで、料金プランは1TBまでの永久保存が年額99.5ドル、1TBまでを毎年アップデートするバックアップは年額199.5ドル、毎月物理ドライブを送る方式では最大13TBまでで999.5ドルとなる。IDriveの通常のハードディスクベース(自己ドライブ)のバックアップの場合と同じく、ユーザは同社から送られてきた1TBのUSBドライブにバックアップしていく。そのドライブに書き込まれるデータを256ビットのAESで暗号化するオプションもある。
同社の期待としては、定期的にドライブを送る習慣があると、ユーザは定期的なバックアップをまじめにやるだろう、という。
ただしこの方式でIDriveに送ったデータは、通常のバックアップと違って、とくにリクエストしないかぎりオンラインで入手できない。まあ、だからこそ、料金を通常のバックアップよりも相当安くできるのだ。ユーザは、その不自由を覚悟しなければならない。
しかしデベロッパのチームを抱える企業にとっては、Amazon Glacierのようなものの方が長期的なストレージとして使いやすいだろう。Amazonのこのサービスでも、ユーザは物理ドライブを送ることができる。でもふつうの企業や個人にとっては、通常のオンラインサービスに加えてこのようなオフサイトのオプションがあると、IDriveをより便利に利用できるだろう。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))