いつかは敵になる日が来るかもしれないが、まだ彼らはまだ私たちの味方だ。オーストラリアのニューサウスウェールズで、海岸沖を泳いでいた2人のティーンエージャーをドローンが救った。約800メートル沖で助けを求めていた二人を見つけたドローンは、救命器具を落下させて彼らにつかまらせた(Verge発)。
実はこのドローンはまだ誰かを助けるはずではなかった —— その有用性を検証するためのパイロットテスト中だった。しかしSydney Morning Herald紙によると、救助要請があったときたまたま近くにドローンがあったためすぐに対応することができた。
ドローンのパイロットは、ニューサウスウェールズのベテランのライフガードで、現地を特定し、1~2分のうちにドローンで救命器具を届けた。生身のライフガードが急行するより少なくとも数分早かった。
この訓練は、”Little Ripper”と呼ばれるドローンにライフガードスタッフを慣れさせる目的で行われていたもので、サメに襲われるリスクを軽減するための政府計画の一環だ。今回海水浴客を救助できたのは偶然だったが、1600万ドルの政府プログラムの有効性を立証するのに役立つ幸運な偶然だった。
そして、ドローンが時には良いものであることを思い出させる出来事でもあった。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )