米国時間6月17日の午前に、Qualcomm(クアルコム)は、そのロボット開発プラットフォームの最新バージョンを発表した。今回同社が発表したのは、昨年発表したRB3から番号を1つスキップしたRpbotics RB5というものだが、最大の特徴は特に5G接続性の提供にあるようだ。
次世代のワイヤレステクノロジーである5Gは、IoT製品やロボット製品などの主要な構成要素と見なされており、幅広いコネクテッドデバイスに新しいレベルの高速ワイヤレスをもたらす。こうしたことから同社がここを懸命に推進しようとしていることは不思議ではない。もちろんシステムは、念の為に4Gもサポートしている。
クアルコムは、サードパーティによるロボット開発の最前線に参入しようとしている、数多くの事業者の1つだ。おそらく同社にとってのライバルの中で、最も注目すべき対象はNvidia(エヌビディア)のIsaacプラットフォームである。しかしクアルコムは、コンポーネントという観点から、接続性、処理能力、AIに関する深い知識と共に、多くのことを確実に行っている。また、すでに新しいプラットフォーム向けに開発を始めているIntel(インテル)、パナソニック、AirMap、SLAMCORE、ROS gatekeepers、Open Roboticsなどの有力なパートナーも多数抱えている。
このシステムは、インテルのRealSense深度カメラやパナソニックのTOF(飛行時間)カメラなど、多くのサードパーティコンポーネントをサポートする予定だ。現在、新しいプラットフォームを採用している早期採用メーカーは20社以上におよび、最初の商用製品は今年の末までにはリリースされる予定だ。
[原文へ]
(翻訳:sako)