ジーネクストは11月25日、第三者割当増資による総額約2.6億円の資金調達を発表した。引受先は三菱UFJキャピタル、DG Daiwa Ventures、事業会社および複数の個人投資家など。累計調達額は約7.2億円となった。
「Discoveriez」は、顧客対応で生み出される情報やドキュメント、連携部門とのやり取りなどを一元管理・共有できるクラウド型SaaSサービス。調達した資金により、Discoveriezにおける顧客のデータ解析ならびにソリューションに直結するAIやアルゴリズム開発を加速。また、SaaS企業として顧客対応業務のDXを推進し、顧客と企業、企業内コミュニケーションを牽引する存在となり、導入先の業績向上に寄与するリーディングカンパニーを目指す。
ジーネクストは2019年、「顧客対応に関する全てのUXをデザインする」企業として、顧客LTV(Life Time Value)最大化のためのクラウド型SaaSサービスDiscoveriezを提供開始。顧客の声からビジネスのチャンスやリスクの発見・予測・応用までをサポート可能となるとしている。企業内で分散している顧客に関する情報や接点を繋ぎ合わせ、そのデータを瞬時に集約・分析し、最新のAI技術やアルゴリズムによって複雑かつ多様な顧客の声を情報として可視化。企業と生活者にとって有益なインサイトを創出するとしている。
ジーネクストは2001年の創業以来、食品・流通・アパレルをはじめ日本を代表する数多くの企業に同社サービスが採用されており、顧客の声を起点とした商品設計やサービス向上、マネジメントの意思決定を支援する企業として成長してきたという。ポストコロナ社会においてEC化・クラウド化・コールセンターのテレワーク化などが急速に進む中、オムニチャネル対応が可能なDiscoveriezの導入は、今後さらに進んでいくとしている。