クワッドコプターたちが決闘するドローンロデオ

私はネバダ砂漠で無人飛行物体によるアドベンチャーを見つけた。この旧西部を、少なくとも水平方向に探険したところ、ニューフロンティアは空中にあった。そしてあのゴールドラッシュと同じように、そこには成長著しいドローンビジネスで一儲けして、もしかしたら大金持ちになることを夢見る開拓者たちの新たな一群がいる。

もちろんドローンを飛ばすことは、今も大いなる違法行為である。しかし、ここにいる男女たちは法律と、時にはお互いと戦っている。楽しみだけのために。ラスベガス郊外スプリングマウンテン山麓で行われたドローンロデオは、開拓者たちが保安官の鋭い目を逃がれて自らのワザを見せつけるチャンスの場だ。

これは、ちょっと観光写真を撮るためのノンビリとしたフライトではない。これはスポーツドローンだ。

スピードに賭けるパイロットたちがタイムトライアルに集まる。Fatsharkバーチャルリアリティー・ヘッドセットを着用すれば、すぐに自分のDJIドローンのカメラを通して世界を見ることができる。ゴール? パイロットはレースコースの旗を通過して最短時間を競う。

一人称視点でしか見ることができないため、スピードはコースを急旋回する際に通り過ぎる景色で判断しなければならない。正しく行えば、ドローンは惰力を維持したまま美しい弧を描いて旗を回る。急激に曲がりすぎると、ドローンはみじめにスピードを落としコースを外れてしまう。

少しばかりの新たなウルトラバイオレンスを求めている人々のために、ドローン・ロデオには、Game Of Dronesを模したバトルアリーナが用意されている。彼らは殆ど破壊不可能なドローン・エアフレームを発明した。野球のバットで叩いても散弾銃で打たれても壊れないだろう。

Game Of Dronesファイトでは、パイロット2名が互いに相手のドローンを空中から叩き落とそうとする。相手の上方から急降下してプロペラを叩き壊すのが典型的戦法だ。最初に3回墜落した方が負け。

損傷した場合、パイロットは90秒間修理時間を与えらる。しばしば壊されたプロペラを交換して空中に戻りTKOを免れる。戦いは指相撲に似ている。攻撃に失敗した直後の反撃に弱い。

過激なロボットバトル、BattleBotsを見て育った人なら誰でもこのテクノロジーの戦いにスリルを覚えるだろう。ドローンロデオやGame Of Dronesは、今はニッチに思えるかもしれないが、ドローンやロボットによるスポーツが5年のうちに流行っても不思議ではないと私は思う。われわれのエンターテインメンとのためにアスリートたちの安全が危険に曝されるところを見るのも、機械であればずっと罪悪感が薄れる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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