ブランドのGucci が、VRChat などのアバター向け「デジタルスニーカー」を発売しました。価格は2プラットフォーム向けデジタルモデルとAR試着・共有機能の解禁、アーティスト壁紙等がセットで1400円程度。
Gucci 公式アプリに新設されたインタラクティブなスニーカー売り場「Gucci Sneaker Garage」から購入することで、ソーシャルVRプラットフォームの VRChat と、ソーシャルゲームプラットフォームの ROBLOX向けデジタルモデル「Gucci Virtual 25」を入手できます。
公式アプリ内の Gucci Sneaker Garage は、グッチの実在のスニーカーをブラウズしてAR試着したり、そのまま購入できるスニーカー売り場。
「ジェネレーター」で自分だけの仮想スニーカーデザインを試して共有したり、アーティストのコラボレーション作品を鑑賞したり、デザインストーリーを学ぶこともできます。
「Gucci Virtual 25」は、GUCCI Sneaker Garage からアプリ内購入できる「デジタルスニーカー」。
「Gucci Virtual 25スペシャルパッケージ」を購入するとAR試着写真をシェアできるほか、VRChat と Roblox で使えるアバターアイテム、アーティスト壁紙が入手できます。
価格は iOSの App Store では1480円。Google Playでは1320円。
VRChat 向けには、一般的に3Dアクセサリとして売っている仮想アイテムと同様、Unity 用アセットファイルとしてダウンロード配布します。VRChat SDK や Unity など、本来は開発者向けのツールを使って追加する手順が必要です。
「Gucci Virtual 25」は、スニーカーのAR試着・販売アプリ Wanna Kicks でも購入可能。iOSアプリ内購入で1100円と若干安くなっていますが、こちらはバーチャル試着してSNSでシェアできるだけで、アバターアイテムは含まれません。
GUCCI Sneaker Garage 内の「ジェネレーター」は、グッチの用意したパーツやカラーを組み合わせ、仮想のカスタムスニーカーをデザインする機能。ソーシャルメディアでシェアしたり、アプリ上で人気投票もできますが、こちらでデザインしたスニーカーをアバターアイテムとして購入できるわけではありません。
今回「Gucci 発のデジタルアイテム」として販売しているのは、あくまでデジタル限定の「Gucci Virtual 25」のみ。グッチの実物スニーカーは価格10万円前後からですが、そちらを買ってもバーチャル版はついてきません。
VRアバターアイテムや仮想コレクションアイテムの市場が広がり、複製防止などの技術が普及したころには、実在のブランドアイテムを購入すると仮想バージョンも付属するようになってほしいものです。
なおGucciのアバターアイテムといえば、The North Face x GucciコラボアイテムをポケモンGOのゲーム内で配布していました。こちらは無料。
本来は世界100か所の特別なポケストップを訪問することで入手できる誘導策でしたが、コロナ禍で全プレーヤー向け無料配布になっています。
ポケモンGO、The North Face x Gucci コラボ着せ替えアイテムを全員コード配布。特別なポケストップ訪問不要
(Engadget日本版より転載)
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