プッシュ通知・解析サービスの「Growth Push」、行動記録・分析サービスの「Growth Replay」、メッセージ配信・分析サービス の「Growth Message」と、スマートフォンアプリのグロースハック向けのツールを立て続けにリリースしてきたシロク。今度はそれらのツールとも連携するアプリの解析サービス「Growth Analytics」の提供を開始する。
Growth Analyticsでは、スマートフォンアプリの運用に必要なデータの取得・解析や、改善施策の効果検証を行うことができる解析サービスだ。Google Analyticsなど各種解析サービスで取得したデータを取り込むことも可能だそう。
シロク代表取締役の飯塚勇太氏は、「データを貯める点ではなく、データを活用する点に主眼を置いているサービス。多くの企業は分析サービスでデータを取得しているが、そのデータを本当に活用できているということは少ない。別サービスで取得しているデータも取り込んで、より詳細な分析やサービス運営に活用することができる」と説明する。
シロクではこれまでサイバーエージェントグループのアプリにてサービスの試験運用を続けており、そこで得た知見をノウハウを蓄積してきたそう。例えばサイバーエージェントでは、カレンダー形式でサービスの運用スケジュールから数値目標の管理までを行う「運用カレンダー」というものがあるそうなのだが、これも機能の1つとして取り込んでいる。
シロクがこれまで提供してきたグロースハック系サービスとSDKを共通化しているそうで、アプリに1つのSDKを導入すれば、Growth Pushをはじめとした同社の各種グロースハック系サービスが利用できる。料金はサービスの規模によるが、月額70万〜120万円程度になる。これに初期費用30万円がかかる。
シロクではGrowth Analyticsの提供とあわせて、データサイエンティストが改善施策を提案する「クラウドデータサイエンティストサービス」もあわせて展開していくとしている。