Google(グーグル)のクラウドゲームサービス「Stadia」の全貌が、来週のE3に先立って米国時間6月6日の朝に実施されたライブストリームにて明かされた。Stadiaはコンソール並のゲームをChromeブラウザ経由で、さまざまなプラットフォームにてプレイできるサービスだ。
まず、Stadia Proが11月から月額9.99ドル(約1100円)にて提供される。プレーヤーは4K解像度/60fpsにてストリームゲームが楽しめるが、最低でも35Mbpsの通信環境が必要だ。またストリーミング機能にくわえ、Stadia Proではいくつかのゲームにもアクセスできる。
Instantly jump right into stellar gameplay experiences. #StadiaConnect pic.twitter.com/deFYqhxRQm
— Stadia (@GoogleStadia) 2019年6月6日
サービスは、米国、英国、カナダ、ベルギー、フィンランド、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデンにてローンチされる。またモバイルデバイスではPixel 3とPixel 3aでの動作が確認されており、対応機器は今後拡大される予定だ。
さらにグーグルは来年、Stadiaストアからタイトルを購入したゲーマー向けに、1080p解像度/30fpsでプレイできる無料サブスクリプションプラインを用意する予定だ。これはグーグルが最終的にストリーミングゲームに本格的に参入するという大きな発表で、Pro版へとゲーマーの関心を惹きつけるための質の高い無料コンテンツを用意しなければならないプレッシャーとなるだろう。
さらに130ドル(約1万4000円)のFoundersエディションでは、「Destiny 2」とコントローラー、Chromecast Ultra、3ヶ月間のStadia Proの使用権が含まれる。Stadiaのコントローラーは単体だと69ドル(約7500円)だ。
さらに、ローンチタイトルも発表された。「Doom Eternal」「The Crew 2」「Get Packed」「Grid」「FM」「Mortal Kombat 11」「Farming Simulator 19」「The Elder Scrolls Online」「Trials Rising」「Wolfenstein Young Blood」「Baldur’s Gate III」「Just Dance」「Shadow of the Tomb Raider」「Dragon Ball Xenoverse 2」「Final Fantasy XV」「Rage 2」「Samurai Showdown」が用意される。
今回我々はいくつかの答えを得たが、マルチプレーヤー対応タイトルなど、まだ不明点が多いのも事実だ。この点について、グーグルは「詳細は今後公開する」としている。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)