グーグルのINDIGO海中ケーブルが接続完了

Google(グーグル)とそのパートナーは米国時間5月30日、シドニーとパースをジャカルタやシンガポールと接続する5600マイル(約9000km)の海中ケーブル「INDIGO」が、サービスの準備が整ったと発表した。オーストラリアと南アジアの接続をより強めるケールブルを設置するために、グーグルはAARnet、Indosat、Singtel、SubPartners、そしてTelstraと協力した。

約110カ所のリピーターを備えるこのケーブルは秒間36テラビットの通信速度と、将来的な拡張性を備える。グーグルによれば、これはシンガポールとシドニー間の数百万のビデオチャットを同時接続するのに十分すぎるスペックだという。

このケーブルは2016年に発表され、当時はAPX-Westと呼ばれており、現在はIndigo Centralと呼ばれるシドニーへの接続は含まれていなかった。同社は2017年初頭にプロジェクトを開始し、2018年に建設が開始された。

INDIGOはグーグルが海中ケーブルによってネットワークを拡張する良い例だ。同社は通常、このような海中ケーブルをパートナーとともに(時には競合他社とも)建設しており、例えば昨年にはグーグルにとって4本目のプロジェクトとなる、米国とフランスをつなぐ独自ケーブルを建設すると発表した。

近年グーグルが投資してきた多くのケーブルは、2019年に接続されるので、数カ月以内にもさらなる追加ニュースを聞くことになるだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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