Google(グーグル)は2年前にムンバイでローンチしたQ&AソーシャルアプリのNeighbourlyを閉鎖すると、ユーザーに通知した。広報担当者もTechCrunchに対して、この発表を認めている。
このアプリはNext Billion Initiativeが開発したもので、生活や日常生活などについての実用的な質問の答えを、地域コミュニティが提供す場を与えることを目的としている。
アプリの立ち上げ時にグーグルはTechCrunchに対し、都市部への移住や短期賃貸、多忙な生活が地域コミュニティの活力を変化させ、簡単に情報を共有することが難しくなっていると伝えた。
アプリでは、さまざまな地域の言語による音声ベースでの質問の入力に対応している。
Googleはメールで、Neighbourlyはユーザーが100万以上の質問に対する答えを見つけるのに役立ったが、同社が期待していたほどの人気は得られなかったと述べている。アプリは5月12日にシャットダウンされるが、ユーザーによるデータのダウンロードには半年間の猶予が与えられる。
「我々は2018年にインドのムンバイで、Neighbourlyをベータ版としてローンチした。これは近所の人たちが身の回りの日常的な質問に対する答えを見つけられるような、便利なアプリを目指していた。また、これは世界の情報を整理し、どこからでもユーザーが利用できるようにするという、グーグルの使命に沿ったものだったが、製品は我々が期待していたほどは成長していない」と、グーグルの広報担当者はTechCrunchに伝えている。
グーグルはユーザーに宛てたメールの中で、Google MapsのLocal Guideを試すようにすすめている。
アプリの人気が低かったため、App AnnieやSensor Towerのようなサードパーティーのサービスは、このアプリのストアデータを持っていない。しかしPlay Storeのリストによれば、Neighbourlyのダウンロード数は1000万回を超えている。なおSensor Towerによると、今年の2月のダウンロード数は5000回未満だったという。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)