今年のGoogle(グーグル)の定例のハードウェアイベントは事前に録画された30分のプロモーションビデオというシンプルなものだった。それでも同社は短い時間に要領よく新しいハードウェアの紹介を詰め込んでいた。
ここではビデオを見なかった読者のためにGoogle Pixel5をはじめとして今回何が発表されたかを簡単にまとめてみた(詳しくはリンク先記事を参照)。
Google Pixel
グーグルのスマートフォンのフラグシップであるPixel 5の筐体は100%リサイクルのアルミニウム製だ。また「ワイヤレス逆充電」、つまりPixel 5のバッテリーを使ってほかのデバイスを充電することができる。ディスプレイは6インチで米国価格約7.4万円だ。日本など9カ国で10月15日から出荷される(日本サイトでは価格などは準備中)。
Pixel 5に加えて5GをサポートするPixel 4aも発表された。米国価格は5.3万円で、これまでの想定よりもPixel 5に近いスペックだ。このバージョンは日本で9月15日に販売が開始される。米国その他の地域では11月中に入手できるようになるはずだ。
Pixel 5、5G版Pixel 4aとも裏側に超広角レンズが追加されるなどカメラが強化されている。ている。ハードウェアの改良の他にGoogleアシスタントに新機能が導入された。新機能では相手が通話を保留にした場合、アシスタントがユーザーに代わってモニタを続け、保留が解除されて人間が出るとそれをユーザーに通知する。
Google TV、Chromecast
今回のアップデートでGoogle TVはビデオストリーミングやライブビデオなどビデオ関連の機能を統合するインターフェースのブランド名となった。これには既存のストリーミングサービスのほとんどの他、YouTube TVを介してライブTVも含まれる。同社は音声検索の強化にも多大のリソースを割いたようだ。
このインターフェースは新しいChromecastのGoogle TVにも含まれる。Chromecastにはリモコン機能も加えられ価格は約5000円だ。
Google Nest Audio
Nest AudioはGoogle Homeの後継モデルにあたる。約1.1万円の価格帯からはグーグルのミッドレンジのスマートスピーカーだ。出力がアップし、低音が強化され、音がさらにクリアになっているという。設置面積もGoogle Home MiniやGoogle Home Maxに近い。10月5日から出荷予定。
画像クレジット:Google
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(翻訳:滑川海彦@Facebook)