サイトのモバイルバージョンが壊れていたらGoogleが警告してくれる

誰もが経験している。携帯を取り出して何かをググる。最初の結果をクリックする。そのページのロードが始まったと思ったら…なんと!、そのサイトのホームページへ追い返される。

ほとんどの場合それは、そのサイトの“モバイルフレンドリーな”バージョンが正しく実装されていないからだ。頑張っても無駄だと知ったサーバは、モバイルのテーマをロードするだけで、すぐにあなたをホームページへ放り込み、それでおしまい、となる。

その解決策がGoogleにあるわけではないが、今日から同社は、問題の軽減に取り組み始めた。

それには、二つの方法がある:

  1. ユーザが携帯からアクセスしていて、これからクリックする検索結果がモバイルユーザをリダイレクトするサイトなら、そのことをユーザに警告する。壊れているかもしれないそのリンク先にとりあえず行ってみたければ、”Try anyway”(とにかくトライする)ボタンをクリックする。これは問題を治すわけではなく、問題が起きたときに、それがユーザが悪いせいではないことを教えるのだ。
  2. 自分のドメイン上でGoogleのwebmaster toolsを使っているなら、モバイルで正常動作しないページ(またはサイト全体)があるぞ、とあなたにメッセージを送る。

これらは完全なソリューションには程遠いが、どこかのページやサイトの改良版をGoogleが勝手に作って提供することはありえないし、またブラウザ側での何らかの対応はユーザ自身の仕事だ…それすらも、つねに有効とは限らないが。せめてもの最善は、ユーザとサイトの両方に警告を送って、早く対策しないとユーザ離れが起きちゃうぞ、と示唆することだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。