サイバーパンクなブロックチェーンゲーム「Cipher Cascade」の事前登録が開始

サービス開発支援やスタートアップスタジオなどを手がけるフランジアは2月5日、「Cipher Cascade(サイファーカスケード)」と題されたDappsの事前登録を開始した。β版のリリースは2月下旬を予定している。

Dappsはブロックチェーンを利用した分散型アプリケーション。猫を育成し売買する「CryptoKitties」やモンスターを捕獲し交換する「Etheremon」などのゲームが有名だ。2018年末には「My Crypto Heroes」のテレビCM放送も話題となった。

本日発表されたフランジアのCipher Cascadeはサイバーパンクな世界観が特徴的。

プレイヤーは「$in $ekai」という架空の都市の住人となり、その独自の経済圏でサバイバルしていく。ちなみに$in $ekaiは「暗号技術が支配する欲望と希望が入り混じったサイバーパンクな世界観の都市」なのだそう。プレイヤーはそんな都市の住人となり「Cipher Cascade Coin」と呼ばれる通貨で自由な取引や様々なアクティビティを行う。

2月下旬にリリースが予定されているβ版では、プレイヤー同士が対戦できるミニゲーム(Arena)を実装。Arenaで勝利することでコインを稼ぐことができる。

今後はソーシャルフィード機能や友達との協力プレイ機能に加え、「クランバトル」などのミニゲームが追加される予定で、「トークンを活用したブロックチェーンファーストな広告体験も提供できる準備を整えていく」という。フランジアは外部の弁護士によるリーガルチェックを徹底して実施している。

Cipher Cascadeはブロックチェーン技術を活用して開発され、スマートフォンおよびPC対応のブラウザーで気軽に楽しめるゲームだ。同タイトルでは、イーサリアムのメインチェーンと連動するサイドチェーンを構築し、トランザクション処理の高速化を実現しているため、ストレスフリーなゲームプレイができるという。加えてサイドチェーン上でトークンを扱うことで、ゲームプレイやトークンアセット購入に必要なネットワーク手数料(いわゆるガス代)が発生しない“ユーザーフレンドリー”な仕様となっているそうだ。

同社いわく「イーサリアムのパブリックなブロックチェーン技術を活用することで、ゲーム内のトークンアセットをゲーム内外で広く流通させることが可能になり、他のブロックチェーンゲームのゲーマー同士がアセットの貸し借りを行える様になる」。そして、このような環境を提供することで「ゆくゆくはユーザーがゲームプレイに投資したお金、時間、情熱を価値のある形でユーザーに還元することが出来る世界が実現出来ると考えている」と説明している。

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TechCrunch Japan

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