AI活用のLTV(Life Time Value)・解約率改善ツールを提供するKiZUKAIは7月13日、STRIVE(ストライブ)とReality Acceleratorから、総額8000万円の資金調達を実施したと発表した。
同社は、LTV・解約率を改善するための専門ツール「KiZUKAI」(キヅカイ)を提供。AIにより「解約の可能性が高い顧客」を抽出し、対象顧客に先読みしたアプローチを行うことで、解約率の改善に取り組める。データ分析のリテラシーがなくても簡単に高度分析が行えるという。
KiZUKAIのAIアルゴリズムは、顧客行動から顧客の解約傾向(顧客ニーズ)を自動分析するとともに、同様傾向の顧客リストを自動作成。それぞれに適したコミュニケーション施策の検討・実施が可能になる。また解約の要因も把握できるので、サービス改善にも有効としている。
サブスクリプションサービスにとって継続率(=解約率)は非常に重要なテーマとなっており、膨大な顧客データの分析・要因把握を行った上で、顧客との関係構築をしていく必要がある。しかし顧客分析には、高度なシステムおよびそれを扱うハイスペック人材が必要となり、なかなか企業活動に根付かないというボトルネックがあった。
KiZUKAIを利用することで、高度な分析の自動化、顧客の状態の可視化が可能となり、分析にかかる時間を低減し、継続率(解約率)改善に注力可能となるという。