Mark Zuckerbergは、今日(米国時間6/11)行われたFacebook株主総会の質疑応答前に、事前送付された質問の多くがIPO以来のFacebook株の業績に関するものであったことを明かした。それはありふれた質問であり、彼のコメントも、昨秋のTechCrunch Disruptカンファレンスを含め過去に話したものと同じような内容だった。
Zuckerbergは、多くの株主が株価の実績に満足していないことを認め、Facebookは、世界をもっとオープンでつながれたものにするという全社的使命を、より深く追求すると共に、「株主全員がすばらしい財政的リターンを得る」ことが必要だと語った。
「私たちは過去一年間の株価実績に失望している。重要なのは、そのために私たちは何をするのか、である」とZuckerbergは語った。
Zuckerbergは、回答の中であまり詳細に立ち入ることはなかったが、会社が常に「長期的展望」にたっていることを話した。彼は、Facebookが現在に至るまでに9年かかったことを挙げ、今後も株価だけではなく、サービスの改善、売上の向上、アプリの拡充などに引き続き焦点を当てていくと語った。
それに続く質問から判断するに、株主たちはこの回答に十分満足してはいないようだ。また、多くのコメントや質問に関してその険悪さやうぶさ加減を面白がる向きもあるが、これはFacebook株を買った一般人の多くが、結果的に損を出しているという(おそらく明白な)事実を思い出させるものだ。
彼らの不満に対するZuckerbergの回答は、主として冒頭のコメントの変化形にすぎなかったが、最後に聞かれた彼がどれだけの時間仕事に集中しているかという質問への答えは興味深かった。
「私は殆どの時間を、サービスやわれわれのユーザーが触れる部分の検討に割いている」と彼は言った。しかし、その「ユーザー」には、消費者、デベロッパー、広告主など様々なグループが含まれていることを指摘し、自分はFacebookの広告製品の検討に「有意義な」時間を費していると言って間違いないと付け加えた: 「私は当社の広告ビジネスに極めて精通している」。
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(翻訳:Nob Takahashi)