スターバックスがUber Eatsのデリバリーサービスを全米に拡大へ

スターバックスは、Uber Eatsと組んだオンデマンドデリバリーサービスを拡大し、来年始めから全米で展開する。同社は2018年に初めてUber Eatsと提携し、マイアミでパイロットテストを行ったあと11都市に市場を拡大した。

「我々は新しくてユニークなデジタル体験を価値ある便利な形で顧客に届けなければならない」とスターバックスのグループプレジデントであるCEOのRoz Brewer氏が声明で語った。「Uber Eatsとの提携によって、スターバックスをあらゆる場所で顧客に届けるための一歩を進めることができる」。

現在スターバックスは、Uber Eatsを使った配達をマイアミ、シアトル、ボストン、シカゴ、ニュヨーク、ワシントンDC、サンフランシスコ、ロサンゼルス、オレンジカウンティー、ヒューストン、ダラスの各都市で提供している。今回の提携によって、利用者はUber Eatsアプリを使って注文し、配達状況をリアルタイムで追跡できるようになる。

「当社の顧客はスターバックスの大ファンで、お気に入りの商品がUber Eatsのスピードで届けられることを大いに喜んでいる」とUberEverythingのVPであるJason Droege氏が声明で語った。「両者の提携を全米に拡大し、顧客がお気に入りのコーヒーや朝食のサンドイッチを、車を呼ぶのと同じく簡単に注文できるようになることを楽しみにしている」。

Uber Eatsと提携する以前、スターバックスはPostmatesと組んで2015年に同じ目標に取り組んだ。しかし、シアトルで行った比較的小規模のテストは、長期の提携に至らなかった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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