鍵のかかっていない銃はいくつもの命を奪いかねない。事実、The Traceによると、2015年には幼児が週に平均1人を射ち、その多くが自分を傷つけあるいは死に至らしめている。彼らが銃を手にすることができたからだ。
Zoreは、他の多くの製品と同じくこの問題に挑もうとしている。
Zoreはイスラエルのエルサレムに拠点を置くスタートアップで、スマートな「ガンロック」を作った。スマートフォンアプリとつなぐことによって、Zore Xは銃を離れたところからアンロックできる他、Bluetoothの範囲内で銃の移動も監視できる。
しかし、多くの人は緊急時に銃をアンロックするためにスマホをいじりたいとは思わない。ロックされたままの銃は、攻撃者を前にして役に立たない。
だからZoreは、Zoreロックそのものに暗証ダイアルをつけた。ロッカーの鍵に似たもので、ダイアルを左右に何回か回して暗証番号を入力する。比較的長い番号であっても数秒のうちにロックを解除できる。
Zoreは、少し練習すれば、後ろ手や暗闇の中でもZoreのロックを解除できるとさえ言っている。
銃のロックは、Zore自身の物理的ロックボタンを使ってのみ可能だ。
上記のアンロック手順を学習するために、ZoreはZoreトレーナーというアプリを提供しており、テストしたユーザーはすばやく銃をアンロックできることに驚いている。
同社は、自宅に置いた銃をもっと遠くからスマホアプリで監視できる、Zore Bridgeも販売している。Bluetoothを利用して、メインアプリと同様に銃の動きを監視して、誰かが移動しようとすると通知する。
さらに保護機能を高めたいユーザーのために、Wi-FiベースのZore WatchDogもあり、こちらは銃とロックを世界中から監視できる。
銃をより安全にしようとするテクノロジーベースの製品は、これまでに数多く見てきており、最近のCES ハードウェアバトルに登場したIdentilockもその一つだ。
Zoreは同製品を6月にIndiegogoで公開し、支援者から25万ドル近くを集め、会社の目標額10万ドルをすでに大きく上回っている。
7月4日の独立記念日にはディスカウント特典がある。Zore X 2台とZore Bridge 1台に、WatchDogがついて209ドルだ。
ZoreのIndiegogoプロジェクトはこちら。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)