NorthのスマートグラスことFocalsは、このカテゴリーで初めてメインストリームへとアプローチできたが、これまで製品を手に入れる唯一の方法はNorthショールームに行ってフィッティングし、ピックアップと最終調整を待つ必要があった。そして今回、Northは米国とカナダにてFocalsをアポイントなしで購入できるShowroomアプリをリリースした。
このアプローチは大いに手間を減らすことができ、iPhone Xかそれ以降に搭載されているFace IDに用いられているのと同等の技術を利用している。ユーザーは、新しいiPhone(Android、または古いiOSデバイスを使っている場合は、友人のものを借りる必要がある)を使いってサイジングとフィッティングを行い、その後に度入りか度なしのFocalsが製造され、数週間後に直接自宅に配送される。
ShowroomアプリにはAR(拡張現実)を使ったバーチャル試着機能もあり、フレームの見た目や好きな色を選んだりできる。そして丁度いいサイズの製品を手に入れるために、最終的なフィッティングが自宅でできるのだ。
ショールームで実物を見たければ、ブルックリンとトロントの店舗を訪れればいいし、また北米全域でもポップアップ店舗が運営される。
Focalsは今年の初めに出荷が開始され、視界の中の小さなプロジェクターとレンズ内の透明ディスプレイを利用し、実用的なスマート通知、ガイダンス、その他のソフトウェア体験をもたらした。Northは以前はThalmic Labsとして、ジェスチャコントロールアームバンドのMyoを作っていたが、スマートグラスのようなウェアラブルテクノロジーを実用化しているメーカーがまだないことを発見した。そしてThalmic Labsは昨年にNorthとなり、Focalsに注力している。
NorthはFocalsを一般向けにローンチして以来、ソフトウェアに新しい機能を追加し、より使いやすいものにしてきた。早期の値下げは価格への驚きを低減し、スマートグラスの注文とピックアップのためにストアを訪れる必要がなくなったことから、顧客ベースはさらに拡大するはずだ。
[原文へ]
(翻訳:塚本直樹Twitter)