ソニーの「aibo」、アップデートで賢くなったが値段の割にはイマイチ

新型のaiboは素晴らしい。だが、機能が少ない割には非常に高価な“おもちゃ”だ。ロボット犬が本物の犬と比較して優れているところは、「老いたる犬に新しい芸を教えることはできない」というが、それをソフトウェアのアップデートで可能としているところ。まあ、企業がアップデートを続けるのであれば、の話だが。

ソニーは3月18日、「aiboシステムソフトウェア バージョン2.01」のアップデートを順次開始すると発表した。スマホ版の「My aibo(Ver2.0.0)も」同日に併せて公開。上記のアップデートにより、1月に発表されたaiboの新機能「aiboのおまわりさん」が各家庭で利用できるようになった。

同アップデートにより、aiboはルンバのように家の地図を作り、各部屋の名前を付けれるように。そして設定された時間に「犬のおまわりさん」のメロディーとともに指定された場所をパトロールする。

新型aiboの主な機能は「見つけてほしい人」の顔と名前を10人まで登録できたり、パトロールの状況や毎日の暮らしの中での触れ合いの様子のレポートを作成したりできるところ。このような機能では、スマートホームセキュリティを代替するのは現段階では難しいだろう。

今回のソフトウェアでは、上記に加えて、頭部の動き、姿勢、写真のクオリティなどがアップデートされ、尻尾を触られていることを感じられるようになった。良いんじゃないかとは思うが、結局、3000ドルは高すぎる。

(本稿は米国版TechCrunchの記事を翻訳・編集したものです)

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TechCrunch Japan

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