今や至る所でタブレットを見かける。PCよりもタブレットを使う人が多くなり、PCの売上は低迷している。でも、タブレットが人気だからといって、企業のIT部門が全面的にタッチインタフェイスに移行すべき、とはかぎらない。Forresterの最近の調査報告書によると、タブレットをキーボードで使いたい人が多い。つまりソフトウェアキーボードがどんなにもてはやされても、全員がフルサイズノートブックのQWERTYキーボードを戸棚にしまってしまうわけではないのだ。
Forresterが合衆国とヨーロッパの情報労働者1000名あまりにアンケート調査をした結果、62%が仕事でもタブレットを使いたいが、ただしワイヤレスのキーボードやキーボードドックアタッチメントもほしい、と答えている。35%は、コンバーチブルのラップトップを望み、34%は、必要なときはタブレットを使うが、タイピングの量が多いときはふつうのコンピュータを使う、と答えている。
Asusや人気三位のXploreなどは、いろんなサイズ・形状のタブレットを揃えているしキーボードアタッチメントもあるから、この調査結果を見て会心の笑みを浮かべるだろう。頑固なタッチ原理主義のAppleは、どうかな?(キーボードに前向きになるか?)。でもMicrosoftは、Surfaceタブレットに関して手放しでは喜べない。とりわけ、売上と製品の性能とWindows RTの評判が、あまりよろしくないからね。
またこの調査結果は、タブレット専用のキーボードアクセサリを作っているメーカーにとって朗報だ。社員の多くがiPadを保有している大企業などに、その“キーボード化備品”を売り込めるからだ。また、今後出てくるかもしれないハイブリッド機にも、十分な商機がありそうだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))