名高いターンテーブルのブランドであるTechnicsが、ハイレゾ音楽ダウンロードサービスを計画している。ただし、ニールダイヤモンドのハイレゾサービス、Ponoのように米国にやっては来ない。来年1月から、Technicsは英国およびドイツで24ビットトラックを提供開始する。
Technics Tracksと名付けられたこのサービスは、24ビットFLACでエンコードされた数万トラックを提供すると言われている。これは、おじいさんのiTunesではない。ハイレゾファイル形式は、従来のMP3等の音楽フォーマットと異なり、データ圧縮を行わないため、大容量ファイルを生かせる機器で再生すればより高い音質が得られる。
ニール・ダイヤモンドが最近スタートした類似サービスもハイレゾ音源のダウンロードを提供している。Ponoと呼ばれるそのサービスは、ダイヤモンドのポータブルFLACプレーヤー、PonoPlayerを支援するサービスだ。
MusicWeekの記事は、Technics Tracksは7digitalが開発したと報じている。
最後のTechnicsブランドのターンテーブルが市場を去ったのは2010年だが、Panasonicは2014年9月に、同ブランドを復活される意志を表明した。今回がその大きな計画の一環であることは明らかだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)