テスラが中国でModel 3を今年2回目の値下げ、補助金条件変更に対応

Tesla(テスラ)は、中国でのModel 3標準レンジモデルの販売価格を下げると発表した。中国政府の新たな補助金交付条件に合わせるためだ。値下げは今年2回目となる。数カ月前、中国産のModel 3ベースモデルの価格は9%下げられた。

中国政府からの電気自動車へのリベートを受け続けるためには、テスラ車両の価格を下げる必要がある。中国政府は、補助金を受けるには価格は30万元(約455万円)以下でなければならない、とする新たなルールを設けた。

中国で生産されたModel 3ベースモデルの本体価格は補助金なしでは32万3800元(約490万円)だ。

「4月30日から価格を引き下げる」とテスラのCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏は29日の決算発表で述べた。マスク氏は具体的な数字は挙げなかったが、価格を下げても利益を生むと自信を示した。

同社の最高財務責任者Zachary Kirkhorn(ザック・カークホーン)氏は、第1四半期の上海工場での車両生産コストはすでに米国でのModel 3生産コストを下回っている、と付け加えた。この利ざやは中国でのサプライチェーンが改善するにつれ大きくなるはずだ。上海工場で車両を生産するために同社はまだ部品の一部を米国から送っている。

画像クレジット: Qilai Shen/Bloomberg via Getty Images / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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