デザイン特化のクラウドソーシングを展開するPurpleCowの次の一手は動画制作–「Crevo」ベータ版を公開

世界のデザイナーにサービスのロゴやアイコンなど、デザインの発注ができるクラウドソーシングサービス「designclue」。同サービスを展開してきたPurpleCowが3月18日、動画制作に特化したクラウドソーシングサービス「Crevo」ベータ版の提供を開始した。

PurpleCowはこれまで、designclueで国内外4000人のクリエーターネットワークを構築してきた。ここで得た制作工程の管理、クラウドソーシングでのクオリティコントロールなどのノウハウを生かして安価な動画制作に注力するという。

ベータ版では、完全招待制のポートフォリオサイトである「dribbble」に登録するデザイナーをはじめ、海外を中心にした200人のクリエーターが登録。彼らのポートフォリオを見て、好みのクリエイターを見つけて1対1で制作を依頼できる。

制作が決まれば、専属のCrevoオペレーターやクリエイティブディレクターが訪問によるヒアリングから納品までを支援する。オペレーターはPurpleCowのスタッフが担当する。同社スタッフが工程を管理することにより、品質の高い動画をスケジュールどおりに制作できるようにするという。これはイラスト制作のクラウドソーシングサービス「MUGENUP」などでも採られている手法だ。


料金は、ユーザーがアウトラインを作成して、30秒以内に収まる動画を作成する「エコノミープラン」が18万円から。オーダーメイドにも対応する。当面は映像ではなくアニメーションの制作に特化するとしている。BASEやウォンテッドリーをはじめとして、すでにスタートアップ各社向けに動画を制作しており、その実績はCrevoサイト上でも見ることができる。


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TechCrunch Japan

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